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混戦の女子、飛型点勝負も=カギ握るテレマーク着地〔五輪・スキージャンプ〕

2/11(日) 18:01配信

時事通信

 ノルディックスキー・ジャンプ女子は12日夜に行われる。高梨沙羅(クラレ)と伊藤有希(土屋ホーム)の日本勢が優位だった昨季とは一変し、今季はマーレン・ルンビ(ノルウェー)やカタリナ・アルトハウス(ドイツ)らの台頭でメダル争いは混戦模様。飛距離で大きな差がつかず、空中姿勢や着地の美しさを反映する飛型点が勝負を分ける可能性がある。
 飛型点は5人の審判が20点満点で採点し、一番高いものと一番低いものを除く3人の採点の合計になる。飛型点を左右する要素のうち、特に注目されるのがテレマーク姿勢での着地。両腕を左右に広げ、両足は前後に開いて後ろ足の膝を深く曲げて接地することが求められ、これができないと審判1人につき最低2点が減点される。
 平昌五輪の飛型審判として日本から派遣された西森勇二さん(45)は「審判の間では、着地姿勢は有希とアルトハウスが一番上手だと話している」と明かす。審判は着地に関しては手元のモニターで再度確認するため、特に厳しく見極めるという。接地後もテレマーク姿勢が動かない伊藤の着地は高く評価されている。
 高梨は4位だった前回のソチ五輪時、飛距離点では3位の選手を上回ったが、飛型点は表彰台の3人より2~10点少なかった。今季は空中の後半で上半身をより前方に傾けて着地しやすくし、両腕は斜め上に掲げて見栄えを良くした。実際、今季ワールドカップではトップの飛型点を記録するなど、成果が出ている。
 「沙羅は着地が…というイメージが審判にあったが、今年に関しては上手。ソチみたいに負けることはないのかな」と西森さん。わずかな印象の差が、メダルの色を分けるかもしれない。(時事)

最終更新:2/11(日) 18:04
時事通信