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【船木和喜 分岐点】小林陵、向かい風に恵まれジャンプの特徴生きた

2/11(日) 9:00配信

スポニチアネックス

 ◇平昌五輪ジャンプ男子ノーマルヒル決勝(2018年2月10日 ヒルサイズ=HS109メートル)

 小林陵選手のジャンプの特徴は(1)踏み切り直後のフライト曲線が高い(2)V字の完成が早い、の2点。この日は2本とも、空中に出た直後に向かい風に恵まれ、その長所が最大限に生きていました。風の影響で荒れた試合展開の中で、チーム最年少が2本の好飛躍をそろえ7位入賞したことは、日本チームに勢いをつけてくれると思います。

 一方、兄の小林潤選手は不運でした。風の有利不利で加減されるポイントでは、有利な風をもらったことになっていました(得点がマイナスされる)が、踏み切り直後は上から吹き下ろす不利な風を受けていました。フライト曲線が低く、頭の位置が前に出ているのが特徴で、前半の不利な風の影響は大きく、後半粘れなかったと思います。

 葛西選手も低いフライト曲線の選手。序盤から有利な向かい風をもらえばもっと距離を伸ばせたと思いますが、ジャンプそのものは悪くなかった。復調気配の伊東選手も含め、空中での細かい技術が生かせるラージヒルは、もっと期待できると思います。(98年長野五輪スキージャンプ2冠)