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羽生結弦「頂点を」8人警備で韓国入り仁川空港騒然

2/11(日) 17:06配信

日刊スポーツ

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が11日、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)が行われる韓国に入った。練習の拠点を置くカナダ・トロントから空路で仁川空港に到着し、午後5時少し前に到着口に現れた。

【写真】韓国・仁川空港に到着し、大勢の報道陣とファンに囲まれる羽生結弦

 羽生は「出られない試合もたくさんあった。非常にもどかしい気持ちがあった。試合の場に来られたことがうれしい。しっかり調整したい」と話した。

 羽生は囲み取材の中で、男子では66年ぶりとなる五輪連覇への思いを聞かれ「もちろん、そういう気持ちは少なからずありますし、自分にウソをつかないのであれば、やはり連覇したいというふうに思っていますが、それだけが目的ではない」と語った。一方で「しっかり頂点を追いながら、頑張っていきたい」とも語った。そして「どの選手よりも1番、勝ちたいという気持ちが強くあると思いますし、どの選手よりも、ピークまで持っていける、のびしろがたくさんある選手の1人だと思っているので、しっかり頂点を追いながら頑張っていきたい」と闘志をにじませた。

 羽生は17年11月9日に大阪で行われたNHK杯の前日練習中に、4回転ルッツで転倒。右足関節外側靱帯(じんたい)損傷と診断され、欠場した。その後は療養を続け、同12月の全日本選手権も欠場。

 18年に入り、羽生は1月11日に「平昌五輪に向け、強い気持ちを持って日々過ごしています。これからも努力を重ね、自身を超え続けたいと思います」とメッセージを発表した。同26日には日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長が、同月の第2週ごろから羽生がトロントで本格的な練習を再開したと明らかにした。

 平昌五輪では、9日から始まった団体への出場を回避した。そのことについて、羽生を指導するコーチのブライアン・オーサー氏が6日に会場の江陵アイスアリーナで取材に応じ「100パーセントの状態に戻すためにあと1週間、時間が必要だった」と理由を説明していた。

 羽生は、達成すれば男子では66年ぶりとなる五輪連覇へ、17年10月のロシア杯2位以来となる、ぶっつけで挑むことになる。それでもオーサーコーチは「彼を見くびっては困る。ジャンプは1つの要素にすぎない。羽生は他のすべての要素で勝っている」などと自信をのぞかせている。

 羽生が到着口に姿を見せると、おびただしい数のファンが到着口に殺到。その中、羽生は笑みを浮かべながら8人にガードされて囲み取材のエリアに入った。囲み取材の最中も、報道陣の周りにファンが折り重なるように殺到。空港は一時、騒然としたが、羽生は囲み取材の最後に「明後日、よろしくお願いします」とさわやかに言い、笑みを浮かべて仁川空港を後にした。【村上幸将】

最終更新:2/11(日) 18:39
日刊スポーツ