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若者転出減へ 長泉町が18年度、新幹線定期補助

2/12(月) 7:30配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 長泉町は2018年度、JR三島駅から新幹線通学する大学生、専門学校生の定期券購入費を月額2万円補助する。進学を理由に町外に転出する人口を抑制し、定住を促す。新幹線通学費の補助は16年度に静岡市が貸与で始めたが、支給は県内で初めて。18年度当初予算案に関連費用2千万円を盛り込む。

 補助するのはJR三島駅から新幹線で100キロ以上の駅までの定期代。品川駅以東と掛川駅以西が対象になる。自治会の活動や町が主催するイベントの運営などに受給者に携わってもらう仕組みを設け、「町の活動に関わることで町に愛着を持ってもらい、将来のまちづくりを担う人材の育成につなげる」(町担当者)。5年をめどに効果を検証する。

 同町の15年の15~19歳の人口は2490人で、05年の2234人から256人増加した。一方、20~24歳の15年の人口は05年から263人減少して1529人だった。担当者は「町の人口は増加しているが、他市町と同様、大学などへの進学で10代後半から20代前半までの年代の流出が進んでいる」と懸念する。

 町は若者の定住促進対策として、16年度に「長泉未来人定住応援事業」を始めた。高校を卒業するまでに3年以上町内で暮らし、大学などを卒業後も5年以上居住するなど一定の条件を満たした人に、最大30万円を交付する制度で、最短で23年度から交付がスタートする。

 新幹線定期代の補助を受けるには、未来人事業にエントリーすることが条件。両制度を組み合わせることで定住の効果を高める。

静岡新聞社