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ペッパーは誰の子? ソフトバンクが当時の「開発リーダー」呼称に異例の注文

2/13(火) 7:15配信

SankeiBiz

 ソフトバンクグループのソフトバンクロボティクス(SBR)の人型ロボット「ペッパー」の父は-。

 SBR在籍中に開発に携わったが既に退職し、現在はロボット開発ベンチャー「GROOVE X(グルーブX)」代表取締役の林要(かなめ)氏をめぐり、ソフトバンク側が1月下旬、報道関係者に対してペッパーの「父」「生みの親」「開発リーダー」などの呼称を使わないよう異例の要請をしたことで波紋が広がっている。

 SBRは冨沢文秀社長名で、「(林氏について)ペッパーの技術開発の責任者または中心的存在であったかのような印象を与えない呼称を使用してほしい」との声明文を出した。

 林氏が主導的役割を果たしたことはないというのが理由で、これまでも林氏側に申し入れたが改善されないため、今回の措置に踏み切ったという。

 ソフトバンクの孫正義社長はペッパーを発表した2014年の会見で、「心を込めて開発した」と語るなど、ペッパーの“父”を自負してきた。

 一方、グルーブX側も声明を発表。林氏が退職以降、ペッパーの父や生みの親と自己紹介したことは一度もないと反論し、メディア側に対してもそうした呼称を使わないよう要請していたと説明。

 その上で、開発リーダーという呼称はソフトバンク側のホームページ(HP)の14年の記載でも使われており、問題ないと判断して名乗ることはあったという。

 しかし、ソフトバンク側は声明を出した日の夜、HPの林氏の呼称を「プロダクト本部PMO室室長」と修正。

 グルーブX広報担当者は「ペッパーの父や生みの親は孫社長だとの考えは変わらないが、開発リーダーとの呼称も問題視されて戸惑っている」と話す。ただ、今後はHPの記載に準じた呼称に改めるという。

最終更新:2/13(火) 7:15
SankeiBiz