ここから本文です

森林保護と開発を両立 ベトナム政府、法令や政策見直し

2/13(火) 7:15配信

SankeiBiz

 ベトナムは、森林の保護と開発を両立させる目標を掲げている。同国のチン・ディン・ズン副首相は、2018年の森林被覆率を前年比で0.15ポイント上昇となる41.6%に、木材・木製品の輸出額を前年比10~13%増となる85億~90億ドル(約9280億~9820億円)を目指すとした。16~20年の森林の持続可能な開発目標計画に沿ったものだとしている。国営ベトナム・ニューズが報じた。

 同国政府の統計によると、同国の森林被覆率は16年が41.19%、17年が41.45%と上昇が続く。17年の植林面積は2350平方キロで、目標達成率は102.4%だった。指定地域の伐採量は1800万立方メートルで、目標を6%上回った。木材・木製品の輸出額は前年比9.2%増の80億ドルだった。

 ズン副首相は「森林保護と調和の取れた開発を行っていかなくてはならない」とし、社会経済、環境、産業にかかわる人々の生活水準のいずれも重要だとの認識を示した。18年は林業や木材加工業などの従事者が2500万人になるとしている。

 また、同副首相は「森林再生はきちんとした計画から始まる」と強調、18年の数値目標達成のため、中央政府として法令や政策の見直しを進める意向も示した。すでに計画開発省や財務省、農業・地方開発省に森林開発に関するすべての政府開発援助(ODA)案件を改めて精査するよう指示したという。

 ベトナム政府は、16~20年の計画で森林被覆率の42%への上昇と森林面積16万2400平方メートルの実現を目指している。今後も持続可能な開発を図り、30年までに被覆率45%を達成するのが目標だ。(シンガポール支局)

最終更新:2/13(火) 7:15
SankeiBiz