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通学路に凸型「ハンプ」整備→車の速度 抑制効果 牧港、港川小で実験

2/12(月) 11:24配信

琉球新報

 【浦添】通学路の安全を確保しようと「ハンプ」(高さ約10センチの凸型構造物)が整備された浦添市立牧港小学校の通学路で、時速30キロ以上の速度を出す車両が8%減少したことが8日、同校で開かれたワークショップで報告された。通学路の安全などについて研究する国際交通安全学会が報告したもので、ハンプ整備の効果やワークショップの意見も踏まえ、さらに検証を進める。

 ワークショップは、沖縄総合事務局が市内の通学路の安全確保に向け牧港小、港川小の両校で地域住民や関係機関の担当者らと昨年12月から開催している。「ハンプ」は国際安全学会が実証実験の一環として昨年12月に、両校の通学路となる交差点1カ所に整備し、通過する車両の速度などを調査してきた。

 牧港小の通学路で、整備前の昨年11月27日から12月8日までと、整備後の12月11日から22日までを比較した検証では、通学エリア全体では、設置前は時速30キロ以上で走っていた車両は全体の28%だったが、設置後は20%に減少した。ハンプを整備した対象区間では、30キロ以上の車両が33%から25%まで減少した。エリア全体、対象区間とも30キロ以上の速度の車の割合が減少した。

 児童と保護者の計約200人にアンケートしたところ、ハンプ整備について「賛成」が62%で最も多く、「反対」と回答した人はいなかった。「分からない」は21%、「条件付きで賛成」は11%、「賛成ではないが許容できる」は6%だった。

 8日のワークショップでは検証結果について意見交換した。「恒久的にハンプを設置すべきだ」「ハンプの場所を分かりやすくするために照明も設置すべきだ」などの意見の一方、「実証実験の場所は比較的児童の通行量が少ないので、費用対効果に疑問が残る」との声も上がった。

 9日には港川小でも同様のワークショップが開催され、ハンプの設置により通行車両の速度が減速傾向にあることが報告された。

 実証実験などこれまでの取り組みを説明した埼玉大学の小嶋文准教授(環境科学)は「ハンプ対象区間では、ハンプ直近ほど時速30キロ未満の車の割合が高くなっている。ワークショップでの意見交換を踏まえ、今後の対策について検討したい」と述べた。

琉球新報社

最終更新:2/12(月) 11:24
琉球新報