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長時間運転でも快適な乗り心地 ブリッド、トラック向けシート事業参入

2/13(火) 7:15配信

SankeiBiz

 自動車用スポーツシートメーカーのブリッド(愛知県東海市)は、トラック向けのシート事業に本格参入した。これまでに培ってきたシートの製造技術を生かして開発した、専用シート「ZAOU(ザオウ)」の販売を開始。初年度は年120脚の販売を目指す。

 トラック運送業界では過酷な労働環境が原因で、ドライバー不足が深刻な問題となっている。新型シートは運転手の快適な乗り心地を実現するのが売り物で、高瀬嶺生社長は「福利厚生の一環として、人手不足対策にもつながる」と話している。

 ブリッドはこれまで、主にサーキット走行のための車両で使用されるモータースポーツ向けをはじめ、さまざまな用途のシートを開発してきた。

 ザオウの製品化に当たっては、蓄積してきた技術を活用。高い位置にある椅子への乗り降りがしやすいように、座面はフラットにした。背もたれは適度に背中を包み込む形状。また、トラックは長時間運転のため「シートがすぐぼろぼろになる」(高瀬社長)という点を考慮。表皮にはスエード調の生地、素材にはカーボン調(ブラック)のPVC(ポリ塩化ビニル)を採用することで、耐久性を高めた。

 2トン型から10トンタイプ以上に至るまで、あらゆる大きさのトラックに対応できる。すでに大手運送会社などが一定量を購入するなど、順調な滑り出しを見せている。

 一方、主力のアフターマーケット向けシート事業も強化する。その一環としてジーンズメーカーのベティスミス(岡山県倉敷市)と提携。表皮に日本製のデニム生地を使用したスポーツシート「BRIDE×Betty Smith」シリーズを売り出す。

 また、シートメーカーのデルタ工業(広島県府中町)とも提携。マツダのロードスター専用シートを発売する。脊柱と筋肉を模擬した構造で、蒸れにくく長時間ドライブでも生理的疲労感が少ないのが特徴で、トラック用シートなど他モデルへの展開も図っていく考えだ。

最終更新:2/13(火) 7:15
SankeiBiz