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<飛騨染>鮮やか竜や鳳凰 寒ざらしが最盛期 岐阜・高山

2/12(月) 10:38配信

毎日新聞

 色鮮やかな竜や鳳凰(ほうおう)が寒風にはためく。飛騨地方の祭り衣装などに欠かせない「飛騨染」の寒ざらしが、岐阜県高山市で最盛期を迎えている。

 江戸時代から続く飛騨染は京都から伝わったとされる。飛騨の伝統芸能の闘鶏楽(とうけいらく)や獅子舞、祭り衣装などに欠かせない存在だ。

 布地にもち米で作ったのりで下絵を描いた後、大豆の搾り汁で溶いた顔料9色を使って染め上げる。高山市越後町の「ゆはら染工」では、竜や鳳凰が描かれた布(長さ約10~12メートル・幅36センチ)を寒風にさらし、職人らが伸子(しんし)と呼ばれる竹の棒で布のしわを伸ばしている。

 冷たい空気に触れ、雪に反射する太陽光を浴びることで染料の油分が定着し、色合いが増す。作業は3月上旬ごろまで続く。【大竹禎之】

最終更新:2/12(月) 12:40
毎日新聞