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菅野 介助犬もっと知って 自ら基金設立し支援金贈る

2/12(月) 6:00配信

スポニチアネックス

 砂浜で犬とじゃれ合う巨人・菅野の頬は自然と緩んだ。11日、社会福祉法人「日本介助犬協会」(本部・横浜市)に支援金を贈る贈呈式に出席すべく、宮崎市の青島海岸を訪れた。じゃれ合う相手は介助犬のダイキチ。胸から下の自由を失いながらも、障がい者サーフィンで世界王者を目指す藤原智貴さんに仕える。

 介助犬とは、手足に障害がある人を手助けするために特別な訓練を積んだ犬。落とし物を拾ったり、指示した物を持ってきたりと、日常生活をサポートするだけでなく、精神的な支えとしての役割も担う。

 菅野は2015年に社会貢献活動のため「菅野基金」を設立し、認知度が低く、頭数が足りない介助犬の存在を知った。「何か僕が少しでも力になれないかなと。自分が犬を飼っているというのもありましたし、何とか力になりたいな」と支援金を贈り始め、今回で3年連続となる。「自分が野球を頑張ることによって、幅広く社会貢献できてるのは誇らしいこと」と、結果を残し続けるモチベーションの1つになっている。

 1勝につき10万円。昨季は17勝を挙げ、今回は170万円を贈呈したが「金額じゃないと思う」と話す。「いち社会人としての気持ちだと思う。もっとそういうものを僕が背中で見せて、考えてくれる選手がいれば、やっている意義があると思う」と力を込める。

 藤原さんが強風で高くなった波に乗る姿を、しっかり目に焼き付けた。「脚の障害がある方でもスポーツをやられているのは、心を打たれるものがある。僕たちもシーズン中に、どこか痛いとかありますけど、そんなこと言ってられないなと勇気をもらいました」と、エースは新たな刺激を受けていた。(池田 翔太郎)