ここから本文です

阪神・ロサリオ、初打席初球初アーチ!坂井オーナーが掛布SEAがおっタマげた

2/12(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (練習試合、阪神8-0DeNA、11日、沖縄・宜野座)2球の衝撃-。阪神は11日、DeNAと練習試合を行い、8-0と快勝発進。「4番・DH」で出場した新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手(28)=前韓国ハンファ=が初打席初球本塁打を放った。2打席目も初球を適時打し、計3打点。金本知憲監督(49)も、視察に訪れた坂井信也オーナー(70)も大満足の超ド派手デビューだ!!

 初球だった。一回二死一塁で迎えた、ロサリオの記念すべき対外試合初打席。1万8000人で埋まったスタンドからの歓迎の拍手を、一瞬でどよめきに変えた。ハマの有望株・飯塚の内寄り140キロツーシームを一閃。宜野座の曇天を切り裂いた白球は、あっという間に左翼席に消えた。

 「積極的にいくことを心がけていた。それができてよかったよ」

 ダイヤモンドを一周すると天に向けてポーズも決めた。おさまらないざわめき…。なんと衝撃的な一発か。虎新助っ人の対外試合初打席弾は2004年のキンケード以来だが、初球となると史上初といえる快挙だ。

 さらに2打席目。三回二死一、二塁では再び初球、内角高め速球をとらえた。詰まり気味に中前へ落とす適時打。「中堅から右という意識。いいアプローチだったよ」。得点圏に走者を置けば打点を意識。積極さと、冷静さ。同一リーグのライバル相手に、たった2球で「4番・ロサリオ」の怖さを見せつけ、2安打3打点でお役御免だ。

 「初球からどんどんいこうと思っていた。いい形で打てたし、シーズンに向けていい準備ができていると思う」

 球団新助っ人史上最高の年俸3億4000万円。就任3年目で待望の4番を手にした金本監督は「ハハッ。2球! ハハッ。いいでしょう! 積極性があってね。ひと振りで仕留めるという」と笑いが止まらない。しかも、注目の“御前試合”で打つのだから-。

 この日は坂井オーナーが観戦。試合前に「今年は優勝という言葉を忘れることなく、心に刻んでチーム一丸でやって欲しい」と訓示した総帥は、「ええとこばっかり出たね。満足です。(ロサリオは)期待通りというか、びっくりしました」と破顔一笑だ。一緒に観戦したミスタータイガース、掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(62)も、ベンチ裏で本塁打王3度の自身の経験を語るなど談笑し、「非常にコンパクトで柔らかい。ルナ(元中日、広島)のパワーアップバージョン。筋肉隆々でポパイみたいだね」とうなった。

 性格も成功を後押しする。交代後はウエートルームに直行。いつも歌を口ずさみながらエアロバイクをこぐという。糸井が「あいつ歌うまい」と驚く歌唱力。ロサリオは「友達を作るのに言葉は関係ない。多くの時間を共有して、いい関係を作っていきたい」と、すっかり溶け込んでいる。

 「大好きな球団に入れて、チームメートをはじめ、監督やコーチ、いろんな人がよくしてくれている。本当に(もっと)大好きになりました」

 人なつこい笑顔で汗をぬぐった。期待も想像も全てを超える最強の4番打者。衝撃弾は、まだ序章に過ぎない。