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坂本、ジャンプに豪快さなく=繊細な心、足震えた〔五輪・フィギュア〕

2/12(月) 14:42配信

時事通信

 快活で明るい坂本も、内心は繊細だ。シニア1年目で一気にたどり着いた大舞台。団体フリーのリンクに立つと足が震えた。躍進を支えたジャンプに豪快さはなく、「4分間ずっと緊張していた。思い切りいけなかった」とうつむいた。
 冒頭に予定した連続3回転が一つ目のフリップで着氷が定まらず、単発になった上に回転不足となった。坂本には珍しいミス。「どこでリカバリーしよう」と取りこぼした得点を加えることばかりが脳裏を占め、演技に入り込めなかった。
 得点の増す後半に連続3回転を決め、終盤に3連続も跳んだ。ジャンプの要素は最終的に全て入れたが、回転不足や不正確な踏み切りの判定があった。ベテラン選手に表現力で及ばないことは自覚しており、「自分にとって稼ぎどころ」という出来栄え点(GOE)も全体的に抑えられた。
 4日に選手団本隊として韓国入り。本番会場での練習時間は1日に多くても2度で、1回は40分程度。これでリズムが少しずれていた。9、10日はソウルのリンクでみっちり追い込み、ジャンプの感覚は取り戻しつつあったが「本番は、ぽかーんとなった」。初の五輪。調整の難しさも身に染みた。勝負の個人戦へ、ねじを締め直す。(時事)

最終更新:2/12(月) 14:44
時事通信