ここから本文です

女子スピード陣、金メダルなら初の快挙 橋本聖子・山本宏美・岡崎朋美……挑戦の歴史

2/12(月) 21:31配信

朝日新聞デジタル

 スピードスケートの五輪でのメダル獲得数は、男子が11に対し女子は4。「日本のお家芸」と言われた男子短距離の陰に隠れがちだった女子だが、今大会は主役だ。12日夜の女子1500メートルには今季この種目でワールドカップ(W杯)4勝の高木美帆(日体大助手)が、10日の3000メートルに続いて登場。金メダルに輝けば、スピードスケートの日本女子で初の快挙になる。

【写真】1992年アルベールビル五輪の女子1500メートルで、獲得した銅メダルを手に観客の祝福にこたえる橋本聖子

 過去に最も金メダルに近づいたのは、2010年バンクーバー大会の団体追い抜きだ。小平奈緒、田畑真紀、穂積雅子の3人で挑んだ決勝、ドイツとほぼ同時にゴール。わずか100分の2秒の差で2位だった。この時、中学生だった高木は追い抜きの控えメンバーとしてリンクサイドで声援を送っていた。

 女子個人種目での日本の五輪メダリストは過去に3人。いずれも銅メダルだ。最初に獲得したのは1992年アルベールビル大会の橋本聖子。今は日本オリンピック委員会(JOC)副会長を務める女子スピードスケートのパイオニアは、1500メートルで3位に入った。冬季五輪での日本女子で初のメダルにもなった。

 2人目は94年リレハンメル大会5000メートルでの山本宏美。これが男女を通じて唯一の長距離種目でのメダルだ。最後が岡崎朋美で、98年長野大会の500メートルで3位に入り、「朋美スマイル」で母国開催の大会を盛り上げた。以来、女子は20年間、個人種目ではメダルを取れていない。

 高木は「W杯で勝ったからオリンピックもいけるとは思っていない。何が起こるか分からない場所だから」。おごりなく、偉業に挑む。


■スピードスケートの日本勢の歴代五輪メダリスト

【サラエボ(1984年)】

男子500メートル 銀 北沢欣浩

【カルガリー(88年)】

男子500メートル 銅 黒岩彰

【アルベールビル(92年)】

男子500メートル 銀 黒岩敏幸

同 銅 井上純一

男子1000メートル 銅 宮部行範

女子1500メートル 銅 橋本聖子

【リレハンメル(94年)】

男子500メートル 銅 堀井学

女子5000メートル 銅 山本宏美

【長野(98年)】

男子500メートル 金 清水宏保

男子1000メートル 銅 清水宏保

女子500メートル 銅 岡崎朋美

【ソルトレーク(2002年)】

男子500メートル 銀 清水宏保

【バンクーバー(10年)】

男子500メートル 銀 長島圭一郎

同 銅 加藤条治

女子団体追い抜き 銀 小平奈緒、田畑真紀、穂積雅子

朝日新聞社