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<五輪スノーボード>9位藤森、悪天候下、滑り切る

2/12(月) 21:24配信

毎日新聞

 ◇女子スロープスタイル決勝

 3度の五輪で代表になったスノーボードクロスから種目を転向して臨んだ、自身最後の五輪。藤森の最初の種目スロープスタイルは、入賞にあと一歩届かなかった。ただ、風が吹き荒れる厳しい環境の中、何とか最後まで滑り切り「代表としてこの場に立てたことが一番うれしい」とほほ笑んだ。

 1回目の滑走。三つの障害物は無難にクリアし、迎えた最初のジャンプは「絶対に(着地面に)届かないだろうという風を受けていたので、気合だけで滑った」。着地で体勢が崩れてしまったが何とか立て直し、続く二つのジャンプもこなしてガッツポーズでフィニッシュ。予定した技を詰め込むことができず消化不良ではあったが、「最後のジャンプまでつなげられたのは満足」と納得した。

 経験が生きた部分もあった。体勢が崩れた一つめのジャンプの着地の際に「スノーボードクロスの時の(板の)踏み方をして、後の二つのジャンプにつなげられた。スピードをつなげるところは共通しているので、今までの学びが生きた」。転倒者が続出する中で最後まで滑りを支えたのは、複数人で同時に滑って着順を競うスノーボードクロスで長年培った技術だった。

 「五輪を目指すのはこれが最後」と公言して臨んだ五輪は、19日に始まるビッグエアを残すだけとなった。「自分が練習した技を出すために、イメージをつけていきたい」。31歳での集大成に彩りを加えるために、藤森は飛ぶ。【平本泰章】

最終更新:2/13(火) 0:50
毎日新聞