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高木美帆、得意1500なら“最強”…因縁相手と最終組滑走

2/12(月) 6:05配信

スポーツ報知

 スピードスケート女子中長距離のエース・高木美帆(23)=日体大助手=は12日、今季W杯4戦4勝と得意種目の1500メートルに臨む。10日の3000メートルは4分1秒35の5位で表彰台を逃したが、低地リンクの自己ベストを3秒以上も更新し、日本女子初の金メダル獲得へ好感触をつかんだ。11日は試合会場の江陵オーバルで調整。組み合わせ抽選も行われ、最終組で同走は10年バンクーバー五輪と同じヘザー・ベルフスマ(米国)に決まった。

 高木美がいよいよ個人種目の本命を迎える。氷上練習ではスタートの動きなどを確認。約30分間の最終調整を終え、気合十分の表情で会場を後にした。夜の組み合わせ抽選では最終14組に入った。同走は1500メートルの世界記録保持者・ベルフスマ。バンクーバー五輪と同じ顔合わせとなった。

 15歳で出場した8年前は4組で滑り、23位。自己ベストから約2秒遅れた。中学時代に指導し、コーチで帯同した桜井知克士さんは「スタート直前までは普段と変わらない状態だったが、観客も多く何も聞こえないような中で、終わってみたら(力を)出し切れなかった。珍しく『はー、悔しい』とずっと言ってました」と当時を振り返った。

 だが、今季は1500メートルでW杯4戦全勝と抜群の成績を残している。平昌初陣だった3000メートルも、低地の自己ベストを3秒15上回る手応え十分の内容。世界記録保持者との再戦も、この8年間の成長を示すにはこれ以上ないシチュエーションだ。組み合わせを聞いた帯広南商高の東出俊一監督は「あの時のリベンジをしてほしいと思っていた。最終組は勝てばガッツポーズもできる。最高の形。楽しみです」と期待した。

 この日は取材対応はなかったが、3000メートルの試合後に「いい刺激が入った。このレースの結果を無駄にしないでいきたい。1500メートルはさらに強い気持ちで挑みたい」と力強く語っていた。前回銀のブストらオランダ勢も調子を上げているだけに僅差の展開が予想されるが、日本女子初の金メダルへ舞台は整った。(林 直史)

最終更新:2/12(月) 8:47
スポーツ報知