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“ひふみん”に直交渉でまさかの初対面・初ライブ出演 SKE48鎌田菜月「ファンの方のざわざわが忘れられない」

2/12(月) 10:00配信

AbemaTIMES

 2017年の将棋ブームの中心にいるのは中学生棋士・藤井聡太五段だが、それ以上にテレビで引っ張りだこなのが“ひふみん”こと加藤一二三九段だ。独特のしゃべり方、仕草などが78歳にして「かわいい」「おもしろい」と評判になり、今や将棋番組よりもバラエティ番組の方が、出演数は多い。そんな加藤九段を初めてアイドルのライブ出演に導いたのが、SKE48の「将棋ガール」鎌田菜月だ。「私がすごいわけではなくて、先生のノリのよさと優しさがあっての実現でした」という、まさかの出演の思い出を振り返った。

 世に言う「藤井フィーバー」が始まる2017年から約2年前、2015年から将棋に興味を持ち出した鎌田は、将棋の棋士や関連する作品を楽しむ「観る将」としてファンになった。今では徐々に棋力もつけたが、なんといってもプロ棋士たちのおもしろエピソードの数々に心を撃ち抜かれた。「一二三先生が、もう秒読みに入っているのに、残り時間が『あと何分?』とか聞いたという話は印象深いですね。あとはうなぎをめっちゃ食べるとか」。Twiiterも積極的に使う鎌田がある日、加藤九段についてのツイートをすると、なんとアカウントを持っている加藤九段からフォローされた。鎌田もフォローし、ここで初めて接点が生まれた。

 ファンの間にも鎌田の将棋好きが浸透し始めた2016年の11月。SKE48のメンバー59人が全員、10分間のソロコンサートを行う「みんなが主役!SKE48 59人のソロコンサート~未来のセンターは誰だ?~」が開催された。持ち時間10分の使い方を考えていたところ、スタッフから「ダメ元で一二三先生にお願いしてみたら?」と提案された。「お会いしたこともなかったんですが、私のファン心で会いたくて(笑)」と、Twitterのダイレクトメッセージで、スタッフに出演打診をしてもらうと、あっさりとOKが出た。「お忙しい方だったので、当日初対面だったんですよ」と、出演実現までの流れを思い起こした。

 出演交渉もドキドキだったが、当日はそれ以上にハラハラした。将棋界に縁がないメンバーからすれば、初の中学生棋士で、後に名人にもなったレジェンド加藤一二三九段を知らなくても無理はない。会場に来た加藤九段を見て「あのおじいちゃん、見たことあると思ったらCMの人!」とはしゃぐメンバーの1人を見つけ「ちょっと待って!本当にすごい人なんだから!」と冷や汗をかいたという。

 ライブでは「どうぶつしょうぎ対決」「恋するフォーチュンクッキー・ダンス対決」「わさび入り寿司対決」の三番勝負を実施。恋するフォーチュンクッキーを踊る加藤九段の姿が当日のニュースに大々的に取り上げられると「申し訳ないと消えたくなりました…」と苦笑いした。

 そんなハラハラドキドキの初共演だったが、忘れられないのがファンの反応だ。アイドルのライブだけに、ゲスト登場の反応といえば「おおー!」と盛り上がるのが一般的だが「それが『ええー!?』だったんですよね。裏にいたメンバーより、ファンの方が一二三先生のすごさをわかってくれました」と、ようやくうれしい気持ちに満たされた。

 今では加藤九段以外の棋士とも交流が増えた鎌田。昨年起きた「藤井フィーバー」に代表される将棋ブームに「ブームが来たから乗っかろうとしていると言われることもある」という。それでも「将棋界の方々は本当に優しくて。中には将棋フィーバーが来る前から私が将棋好きであることを言って、フォローしてくださる方もいるんです」と、感謝しきれないという。

 今後はより将棋の腕前も上達し、将棋界への恩返しをしたいと考えている。「スタッフの方も、私がちゃんと将棋に真面目に向き合えるようにスケジュールを調整してくれるので、教室にも行けるようになりました」。今年1月に発売されたSKE48のシングルでは、初めて選抜入りを果たしただけに、より活躍して「鎌田菜月」の4文字とともに、より「将棋」の2文字を広める手番が回ってきた。

◆鎌田菜月(かまた・なつき)1996年8月29日、愛知県出身。2012年にSKE48第6期生オーディションに仮合格し、翌2013年に劇場公演デビュー。2015年から参加しているAKB48選抜総選挙では2017年に44位まで順位を上げた。1月10日に発売されたSKE48 22ndシングル「無意識の色」で初の選抜メンバー入り。所属はSKE48チームE。愛称は「なっきぃ」。

最終更新:2/12(月) 10:00
AbemaTIMES