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パート主婦は夫の扶養から外れない方が本当にお得なのか

2/12(月) 12:20配信

ファイナンシャルフィールド

主婦が外で働くとき、夫の扶養から外れないようにパート収入をコントロールしながら働いている、という人は多いのではないでしょうか。夫の扶養から外れると、妻に社会保険料の負担が発生したり、夫が配偶者控除を受けられなくなったりと、なにかと支出が増えます。そのため、世間では扶養の範囲内で働くのがお得な働き方と考える傾向があります。

しかし、それは本当にお得な働き方なのでしょうか。扶養の範囲で働くということは世帯収入の金額を限定しているということなので、夫の収入が大きく増えない限り、世帯収入も大きく増えることはありません。そう考えると、扶養の範囲で働くということは、家計にとって必ずしもお得といえないのかもしれません。

家計が改善する働き方とは

扶養から外れれば、社会保険料や税金等の支出額が増え、その金額は大きいものとなります。とはいえ、それを上回るだけの収入を得られるならば、扶養から外れても家計にとってはプラスになります。

では、ここで扶養の範囲で働いた場合と扶養の範囲を超えて働いた場合の、家計への影響を考えてみましょう。扶養とは、社会保険上の扶養と、税制上の扶養の2種類がありますが、今回は、社会保険の扶養から外れた場合のケースを考えたいと思います。

例えば、下記のパターンであれば
妻:年収129万円(パート)
夫:年収700万円(会社員)
※年収が106万円あるいは130万円以上になると社会保険料の負担が発生。今回のケースは、年収130万円以上で社会保険料負担が発生するものとする。

(1)妻が129万円の年収の場合
(2)妻が180万円の年収の場合
それぞれが、家計全体の可処分所得を計算した表です。可処分所得とは、収入から税金や社会保険料を除いた、いわゆる手取りのことです。

(3)年収129万円と180万円の場合の差
こちらの表を見ると、妻の年収が180万円に増えることで税金や社会保険料の負担は、家計全体で増えているのがわかります。さらに夫は適用される配偶者特別控除の金額が減ったため、手取りである可処分所得は6万3000円減っています。しかし、それ以上に妻の収入が増えたため、家計全体としては15万2000円のプラスになっています。

しかもそれだけではありません。妻は厚生年金を支払うことになりますので将来受け取る年金額も増えるのです。

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