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上りと下りでグリーンの速さは最大「3倍」!? コースで転がり大実験!

2/12(月) 11:01配信

みんなのゴルフダイジェスト

「グリーンが何フィートだろうと、パットは下りだけ注意すればいい」「ショートパットは170センチオーバーが入れるコツ」と大胆な提言を行っている、日本獣医生命科学大学運動科学教室の濱部浩一教授。ゴルフを研究テーマとする大学教授が、自身の理論をコースで実証実験してきたぞ!

一般的な9フィートのグリーン、「上り」「下り」で転がりはどれだけ違う?

ゴルフ場でグリーンが9フィートと表示されていたら「今日のグリーンは速くないな、しっかり打とう」と、11フィートと表示されていたら「今日は高速グリーンだ、気をつけよう」とゴルファーなら考えるもの。しかし、パッティングを研究する濱部教授は「スティンプメーターの数字よりも重要なのは傾斜の影響」だという。

では、傾斜は実際のところどれだけボールの転がりに影響するのだろうか。濱部教授自らがコースに出かけ、実地で検証した。実験の内容は極めてシンプル。グリーン上の様々な傾斜からボールを転がし、上り・下りでどれくらい転がった距離が異なるかを調べるというものだ。

【グリーン速度測定方法】
USGA公認のスティンプメーターを使用。グリーン速度はグリーン上の水平な部分で測定。スティンプメーターのノッチ(溝)にボールを乗せ徐々に持ち上げてボールを転がす。この動作を3球行い、転がった3球のボールが20センチ以内に止まったならその平均地点にティを挿す。反対側からも同様に行い、両方向から等しく転がった距離がグリーンの速さになる。

最終組からスタートし、9フィートの速さのグリーンのカップ周辺(ある程度プレーヤーに踏まれた状態)で、「下りのストレートライン」と同じ箇所の「上りのストレートライン」の転がった距離を測定。斜度はデジタル計測器を使用して、開始地点からボールが止まった地点まで、1メートル間隔で測定し、平均斜度を求めた。その結果がこちらだ。

わかったこと:9フィートのグリーンは、「2.5度傾斜」で16.4フィート相当になる

表の数値を左端上から下に見てみると、平均斜度2.5 度でボール転がした場合、平均で500センチ(5 メートル)転がったことを示している。±値は標準誤差であり、465 センチも535センチのデータもあったという意味。平地では274センチ転がるグリーンなので、約2倍転がったことになる。

500センチをスティンプメーターの数値に換算すると16.4フィートに相当する値となる。最下欄に※※があるので、2つのグリーンの近似した傾斜における測定平均値であり、実験回数は「下り」、「上り」共に8回ずつだったことを示している。

この表から、9フィートの“遅い”グリーンでも、「下り傾斜2.5 °」であれば平地で16.4フィート相当のグリーン並に転がるということがわかった。つまりこのスピードは9フィートグリーンの平地速度からすると1.8 倍になるわけだから、プレーヤーとしては相当に速く感じるはずだ。

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