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“行列のできる相談所”始動 注目モデルで企業支援 木更津市

2/12(月) 8:39配信

千葉日報オンライン

 千葉県木更津市が設置する産業・創業支援センターが、行列のできる相談所として注目される静岡県富士市の産業支援センター「f-Biz(エフビズ)」のモデルを関東圏の自治体で初めて導入し、今月から「らづ-Biz(らづビズ)」としてリニューアルオープンした。9日に記念イベントがあり、エフビズの小出宗昭センター長らがこれまでの成功事例を紹介。集まった約180人が木更津経済の活性化に期待を寄せた。

 2008年8月に開設したエフビズは、これまでに約2万7千件の相談を受け、中小企業の売り上げアップで実績を上げてきた。各地の産業支援センターがその支援モデルを導入しており、昨秋までに全国19自治体に拡大している。

 小出センター長によると、“エフビズ流”の支援は、1回1時間の無料相談で事業者も気付いていないセールスポイントを見つけ出し、「金をかけずに知恵を使って」売り上げを向上させること。小出センター長は一例として、倒産寸前の自動車部品加工会社が、わずか3日間で試作部品を作れる点に注目し、それに特化した新サービスを提案、業績を回復させた事例を紹介した。

 全国公募で選ばれたらづビズの瀬沼健太郎センター長は、エフビズでの3カ月間の研修でこうした支援方法を学び、今月1日から、らづビズで実践。1日からの6日間で28件の相談を受けたという。瀬沼センター長は「木更津のポテンシャルを感じている。皆さんの悩みを聞かせてもらい、少しでもお役に立ちたい。まずはセンターに来て」と呼び掛けた。

 センターを管理する木更津商議所の鈴木克己会頭は、東京湾アクアライン効果で市内に新規参入企業が増える一方、地元の商店主にとっては競争が激化する側面を説明。「中小零細企業の経営者は孤独で、自分で考え結論を出さないといけない。私たちの町にこうしたセンターができて頼もしい」と期待した。