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王者メルセデスの“上級職の離脱に対応できる“チーム作りとは「チームは誰にも”依存”していない」

2/12(月) 12:01配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、チームは能力の高い上級技術者がいなくとも戦い続けることができるだけの強固な基盤を持っていると語った。

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 2017年シーズンの開幕前、メルセデスのエグゼクティブ・テクニカル・ディレクターだったパディ・ロウがウイリアムズに移籍した。

 シーズン前に上級技術者であったロウを失ったメルセデスは、新しくチームに加入したジェームズ・アリソンを筆頭にアルド・コスタ、ジェフ・ウィリス、マーク・エリス、ジョン・オーウェン、アンディ・コーウェルなどのエンジン部門のスタッフとともに、ドライバー&マニュファクチャラー部門のタイトルを防衛した。

 メルセデスは常にチーム内のスタッフを成長させることに重点をおいているため、力を持った技術者がチームを離脱した後もチームの強さを保っていられるとウルフは述べた。

「F1チームは、常に変化するレギュレーションに対応し続けなければならないため、チーム構造も静的ではなく大きく動く」

「成功した組織をその状態のまま留めておくことはできない。だから次世代のリーダーを見据えながらも、新しい課題を解決する必要がある」

「これにより組織は発展し、若いエンジニアやメカニックの中から新たなマネージャーが誕生することだろう」

「メルセデスはパディやジェームズ、アンディ、そして私自身を含め、誰にも依存していないのだ」

「我々のチームには各々の素晴らしい仕事が集約された強固な土台がある。だから上級職スタッフがチームを離れたり人員変更があった場合でも、その土台を元に作業を行えば組織に影響を与えることはないのだ」

 さらにウルフは、今のメルセデスをより成功させることができる次世代の人々を育てることが、最も重要であると述べた。

「ジェームズやアンディ、マーク・エリス、アルド・コスタの代わりになる人物がいないので、今の世代のリーダーとなる彼らがチームを離れても、チームは全く異なるやり方で強くあらねばならないと我々は考えている」

「今のリーダーは本当に特別な人たちだ。しかし最終的には自分のスキルを身につけ、彼ら自身の個性を持った次世代の人々たちがチームをより強固なものにしていかなければならない」

「いつの日か、私なしでもっと大きな成功を収めるメルセデスをみてみたい。そのための私の個人的な挑戦だ」

Matt Beer