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<高校入試直前コラム4>今、習っていることが出るかもしれない 蓄えた力、すべて出し切ることを考える

2/12(月) 10:30配信

埼玉新聞

 公立入試本番まであと僅か。すでに、みなさんが実力をつける時は終わりました。これから先は、その蓄えた力を本番ですべて出し切ることだけを考えましょう。

 とは言え、ではもう受験勉強を止めてもいいかというと、そういうわけにも行かないので、今回は、残り少ない時間で何ができるか、何をやったらいいかということを前回に引き続き考えてみることにしましょう。

■3年最後の学習内容が弱点の受験生は多い

 入試の出題範囲は、中学校3年間の学習内容のすべてです。と言うことは、今、学校で習っている範囲からも出題されるということです。

 過去の統計から正答率や通過率が低い問題を調べてみると、冬休み前頃から入試直前にかけて学校で習った内容の出来が悪いことが確認できます。1、2年生や3年の初めに習った内容は、問題演習もたっぷり出来たはずですし、模試などで理解度や定着度をチェックすることができました。しかし、最近習ったことはそれができません。そこで、どうしても準備不足で本番に臨むことになってしまう受験生が多いのです。

■学校の授業は最後まで気を抜かない

 もう調査書(いわゆる内申)も決まってしまったし、学校の授業は関係ないなどと考えてはいけません。入試の出題者は、「これは最後の方の単元だから」などと手加減はしてくれません。教科書の内容は全部学習したはずという前提で問題を出してきます。ですから、今まで以上に、良い意味での緊張感を持って学校の授業を受けることにしましょう。もしかしたら本番で「これ最近学校でやったばっかり」という問題にめぐり会えるかもしれません。

■今を起点に、さかのぼって行く勉強法

 繰り返しになりますが、3年生後半から終盤にかけて習った内容は、練習不足になりがちです。たとえば、数学の「三平方の定理」などは、どこかでそれを使うような問題が毎年出ていますが、うまく使えない受験生が少なくありません。練習が不足しているからです。

 そこで最後の勉強は、今習っていることを起点として、少しずつさかのぼって行き、できるところまで戻るという方法をお勧めします。

■梅野弘之氏

教育ジャーナリスト。元埼玉県公立高校教諭。広告会社・出版社勤務を経て、平成10年、株式会社メディアバンクスを設立。中学校・高校の募集・広報コンサルティング、入試関連イベント・同テレビ番組の企画、進学情報誌の編集発行などに携わる。昭和26年(1951年)、浦和市(現さいたま市)生まれ。埼玉県立浦和高等学校・上智大学卒業。

= 埼玉新聞WEB版 =

最終更新:2/12(月) 10:30
埼玉新聞