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キネマ旬報社の映画感想文コンクール、久喜の小4女児がグランプリ 映画とそっくり「弟に感謝したい」

2/12(月) 22:50配信

埼玉新聞

 キネマ旬報社が開催する第4回映画感想文コンクール全国大会で、埼玉県久喜市立栗橋西小学校4年生の植村苺香さん(10)がグランプリに輝いた。グランプリ受賞は、2年生の時に続いて2回目。12日、東京都内で開かれた表彰式に参加した植村さんは、「もう1回賞を取りたいと思って応募した」と喜びを語った。

 植村さんは昨年夏、アニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」(細田守監督、2012年)を鑑賞し感想文を書いた。映画は人間とオオカミ男の間に生まれた「おおかみこども」のきょうだい雪と雨が、人間社会と自然界のはざまでたくましく育つ姿を描いた作品。

 読書と作文が好きな植村さんは、昨夏感想文を書くため、父睦さん(39)、母佳代さん(36)と相談し映画を決めた。「私の生きる道」という題で感想文を書き応募、中学年の部でグランプリに輝いた。

 植村さんは感想文で、自身の家族を映画に重ねた。映画に出てくるきょうだい雪と雨は弟の柑太朗君(6)、桃乃助君(3)にそっくりだという。植村さんは感想文で触れた弟2人の姿について「けんかばかりしているけれど、おやつを分け合ったりとても仲が良い」と評する。「(感想文は)弟たちを想像して書いた。2人に感謝しなくちゃという気持ちでいっぱい」と話した。

 感想文で植村さんは、自らと弟2人を見守る父と母の思いにも心を寄せた。映画では人間とオオカミ両方の本能を持つ「おおかみこども」の雪と雨が、人間の社会で生活するか、自然に戻るか、自らの生き方を決める。そうした「おおかみこども」を温かく見守る親の姿が映し出されている。

 植村さんは感想文で、「自分の生き方は自分で決めていきたい。きっと、父も母も応えんしてくれ、困った時には助けてくれる。そして、私がまよった時には背中を押してくれるだろう。だから私は、毎日を一生けん命生きる」とまとめた。

 動物が好きな植村さんは将来、獣医になることが夢だという。作品と受賞した感想文に触れ「雪と雨はそれぞれ違った生き方を選んだけれど、ぶれずに自分の生きる道を決めた。私も自分の道を自分で生きたい」と言う。そして、「来年もグランプリを取りたい」と目標を掲げた。

最終更新:2/13(火) 3:06
埼玉新聞