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カブス・ダルビッシュ 背番11 トレード拒否権

2/12(月) 8:46配信

日刊スポーツ

 ドジャースからFA(フリーエージェント)となっていたダルビッシュ有投手(31)が10日(日本時間11日)、カブスと契約合意した。複数の米メディアで報じ、カ軍関係者も認めた。6年契約で年俸1億2600万ドル(約139億円)。出来高を含めると最大1億5000万ドル(約165億円)となる。背番号は日本ハム、レンジャーズ時代と同じ「11」に内定。例年になく遅いFA戦線だったが、最大の大物がキャンプイン目前で決着した。

【写真】ダルビッシュ有と山本聖子夫人

 FA市場全体を通して最高評価を受けていたダルビッシュが選んだのは、2016年世界一のカブスだった。ダルビッシュの希望について代理人ジョエル・ウルフ氏が「ワールドシリーズに戻れるチーム」と話していた通り、昨季まで3年連続でプレーオフに進出した強豪だ。

 カ軍にとっても、ダルビッシュはこのオフ最大のターゲットだった。昨年のリーグ優勝決定シリーズ第3戦では、ダルビッシュに7回途中まで1点に封じられて完敗。昨年12月18日(同19日)には、他球団の機先を制してエプスタイン社長らがダルビッシュの自宅があるテキサス州ダラスを訪問。通訳なしで直接交渉を行い、ダルビッシュもツイッターで「非常にいいミーティングでした」と好印象を示していた。

 カ軍は他球団の動向を分析しながら、今月上旬に最終的な条件を提示。首脳陣が14日(同15日)のバッテリー組キャンプインを、選手ら全スタッフで迎えたい意向を持っていることもあり、ダルビッシュ側に対し、回答期限をこの週末までに設定。ダルビッシュ側が期限直前となる10日までに入団意思を伝えた。

 1億ドル以上の契約を結んだのはカ軍史上4人目。米メディアによると、最大で2400万ドル(約26億4000万円)となる出来高を満額手にするための条件は複数回のサイ・ヤング賞獲得などハードルが高いが、19年シーズン後に契約見直しが可能となるオプトアウトの権利も付加され、トレード拒否権も盛り込まれたという。古巣ドジャースは、高年俸選手を放出できれば6年契約を提示する予定だったが、それでも金額はカブスに及ばなかった模様で、ツインズとブルワーズは5年契約のオファーだったとも報じられている。

 背番号は慣れ親しんだ「11」に内定し、ダルビッシュは近日中にもアリゾナ州メサのキャンプ地に入る見込み。フロント陣の手腕、知将マドン監督の戦略、チームの総合力、ファンの人気度…。昨年のWS第7戦で打ち込まれた屈辱を晴らす上でも、カ軍の環境はほぼベストに近い。

 ◆オプトアウト 長期契約の途中でも、選手が自ら契約内容を見直すことができる条項。設定した成績を残したり、年数を経過すれば、より高い条件で契約を結び直したり、FAとなり他球団と交渉することもできる。

最終更新:2/12(月) 9:15
日刊スポーツ