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高梨沙羅、女王奪還へ神秘の力「風神」神社にお参り

2/12(月) 10:03配信

日刊スポーツ

 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(21=クラレ)が今日12日、女王の座を奪いにいく。大会前の公式練習は、2回を飛んで103・5メートル、105・5メートルと好飛躍をそろえた。平昌(ピョンチャン)は風を味方につけられるかが勝負を分けるが、昨年10月末には「風神」が祭られる奈良・龍田大社にお参りに行き神頼みも万全。4位に敗れたソチ五輪から4年。万全の状態で金メダルへ飛行する。

【写真】大人っぽい雰囲気で取材を受ける高梨沙羅

 氷点下12度の極寒の中、高梨は100メートル越えのジャンプをそろえ最終調整を終えた。1回目に103・5メートルでライバルのルンビ(ノルウェー)を50センチ上回ると2回目は105・5メートルと決戦へ、勢いをつけるアーチを夜空にかけた。3回目は体調を優先しキャンセル。雪辱への態勢を整えた。

 平昌の風を味方につける。昨年の10月中旬、長野・白馬合宿を終えるとその足で風神が奉ってあるという奈良・龍田大社に「チーム沙羅」で向かった。神頼みではないが、「最近風の当たりが悪いから」と関係者は話し、勝負の年にやれることはすべてやった。同大社にはウインドサーフィン、ヨットの選手も足を運ぶほど御利益があるという。

 風がめまぐるしく変わる平昌では、風を攻略することが鍵になるが、宮司から「風」と書いてもらった色紙を持ち歩きお守りにしている。本番でも「神風」が後押ししてくれるはずだ。「宮司さんに『その時に吹いた風が自分に必要な風』と言われた」と言う。信じるものは救われる。高梨に必要な風がきっと吹く。

 五輪(オリンピック)前のすべての練習が終わり、4年越しの壮大なリベンジの物語が完結を迎える。「金メダルを目指したい」。夜になるといまだ見るソチの悪夢を振り払い、世界の頂点に立つ。【松末守司】

最終更新:2/12(月) 10:46
日刊スポーツ