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神の使い「見島のカセドリ」厄払う 380年前から続く伝統行事 佐賀市蓮池町

2/12(月) 12:09配信

佐賀新聞

 佐賀市蓮池町の伝統行事「見島のカセドリ」(国重要無形民俗文化財)が10日夜、同町見島地区であった。神の使いの「加勢鳥」に扮した青年2人が地区の家々を巡り歩き、青竹を打ち鳴らして厄を払った。

 約380年前から続く行事。熊野権現神社で神事を行った。藁蓑をまとって笠をかぶった園田公成さん(26)と糸山慎也さん(21)が勢いよく神前に駆け上がり、約1・7メートルの竹を激しく打ち鳴らした。

 神事の後、見島地区17軒の家々を回って邪気を払った。迎え入れた人たちはお茶を振る舞い、五穀豊穣と家内安全を祈った。笠の下からカセドリの顔を見ることができれば縁起が良いとされ、子どもたちは一生懸命のぞき込んでいた。授業の一環で見学した芙蓉小3年の峯松和加さん(9)は「実際に見たのは初めて。顔が見られて良かった」と満足げに話した。

 見島のカセドリは現在、神に扮した住民が地域を巡り歩く伝統行事「来訪神 仮面・仮装の神々」として、他の7県9件の行事とともに国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産への登録を申請している。

最終更新:2/12(月) 12:09
佐賀新聞