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30年前の「音頭」発見! 青森県立郷土館の魅力伝える軽妙な歌見つかる

2/12(月) 13:12配信

Web東奥

 老朽化した収蔵庫の空調設備改修のため、昨年8月末から長期休館中の県立郷土館(青森市)で、古い写真や新聞の切り抜きなどの資料を保存している収蔵庫から、30年以上前に作られた楽曲「郷土館音頭」の楽譜と、演奏を収めたカセットテープが見つかった。かつては同館の職員たちが忘年会の場などで歌い、踊りもつけていたというが、現在は忘れ去られ、その存在を知る関係者は少なくなっていた。同館の佐藤良宣主任学芸主査は「博物館や郷土館の音頭は全国的にも珍しいと思うので、大切に保存したい」としている。

 郷土館音頭は1985(昭和60)年ごろ、県立高校の元教諭で、合唱の指導に長年携わっている青森市の小倉尚継さん(82)が作詞作曲。小倉さんによると、当時、自らが所属していた男声四重唱団「ブルービーバーズ」で、県立郷土館職員の熊坂昭三さん(故人)がマネジャーをしており、熊坂さんから同館のいろいろな話を聞くうちに音頭を作ろうと思い立ったという。

 「ハアー」で始まる音頭は、知人の結婚披露宴向けの「結婚音頭」をベースに作ったため、明るく親しみやすいメロディー。歌詞は3番まであり、「光まばゆい白亜の館」「解説乙女の愛らしさ」「キノコのことならお任せを」など県立郷土館のセールスポイントを軽妙なタッチで伝えている。

 楽譜とカセットテープは昨年10月ごろ、資料の整理作業をしていた解説員が棚の中にしまってあったのを偶然発見した。カセットテープには、小倉さんの歌声と演奏が録音されていたことから、解説員たちは楽譜を手に練習を重ね、同11月に小倉さんの前で歌声を披露した。

 小倉さんは「当時はたくさん曲を作っていたので、郷土館音頭のことはすっかり忘れていたが、今回見つかって良かったと思う。楽しい曲なので、機会があればイベントなどで活用してもらえたら」と話した。

 郷土館音頭の楽曲は、県立郷土館のブログ「Weeklyきょうどかん」(https://ameblo.jp/aomori-kyodokan-blog)で聴くことができる。

 問い合わせは、同館(電話017-777-1585)へ。

東奥日報社

最終更新:2/12(月) 13:12
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