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山田錦使った「こがね餅」、道の駅で人気 兵庫・多可

2/13(火) 7:30配信

神戸新聞NEXT

 兵庫県多可町中区岸上の道の駅「山田錦発祥のまち・多可」(別名=まちの駅・たか)が1月、高級酒米・山田錦ともち米を用いた「こがね餅」の販売を本格的に始めた。価格は1袋(550グラム)896円とやや高めだが、週30~40袋を売り上げる静かな人気商品となっている。(長嶺麻子)

 こがね餅は通常、もち米とうるち米を半分ずつ混ぜ合わせて作り、同町内では昔ながらのおやつとして親しまれているという。もち米だけで作った餅のようには伸びず、かみ切れて米粒の食感が残るのが特徴だ。

 今回はうるち米を酒米の山田錦に替え、和菓子店臼井竜雲堂(同町加美区寺内)の協力で完成。昨年12月の試験販売では評判も上々だった。

 人気の要因について副施設長の村上祐加さん(51)は「黒豆の特別感が好まれているように思う」と分析。酒米の王者、山田錦の「米粒」としての味わいは「特徴がなくて、炊くとぼそぼそするので、ちょっと食べられない」と漏らす。

 加西農業改良普及センターによると、山田錦の加工品が本格的に開発されたのは2012年度以降。高品質化を図ろうと規格を厳しくしたため、規格外の米が増えたことなどが背景といい、パン、みそ、ジェラート、黒酢など多彩だ。同センターの担当者は「産地ならではの商品の厚みを出すのも狙い。子どもや高齢者が楽しめる山田錦商品も北播磨ならでは」と話す。

 村上さんはこれまで、山田錦のブッセなどを苦心して開発してきた人。同施設には日本酒はもちろん、うどんやせんべい、シフォンケーキ、アイスなどの山田錦関連商品が並ぶ。「ブッセは難しくて、一時は本当にくじけるかと。こがね餅はうまくいった。黒豆が効いています」

 3月までの限定販売の予定。山田錦発祥のまち・多可TEL0795・20・7087

最終更新:2/13(火) 8:50
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