ここから本文です

<五輪モーグル>「気持ちが入りすぎた」堀島転倒、途中棄権

2/13(火) 1:13配信

毎日新聞

 メダル候補と目され初めての大舞台は、思わぬ形で幕を閉じた。昨年の世界選手権を制した堀島は、決勝2回目の第1エアの後にターンが乱れ、そのまま転倒。途中棄権となり「気持ちが入りすぎた」と涙した。

 19歳だった昨年3月の世界選手権(スペイン)では日本男子初の優勝を果たし、一躍脚光を浴びたが、これが重荷になった。「1番になりたい一心だったけど、1番になった瞬間、誰もにチャンスがあることがわかった」。一日にして自身が世界中に追われる身になり、周囲の選手は負けまいと必死になり、その姿を見る度に、王者としての振る舞い方を考え「こんな自分がチャンピオンでいいのかな」という思いに駆られたという。

 今季のワールドカップ(W杯)も開幕から精彩を欠いていた。エアの着地など地道に一つ一つ課題を克服し、こう考えたことで開き直れた。「『堀島でなければ王者になれなかった』と(周囲に)思わせたかったけど、頑張り切れない僕は甘い部分が多い。だから、そういう人も結果を出せると証明したい」

 平昌五輪直前のW杯で念願の初優勝も果たして肩の荷が下りたかに見えたが、五輪ではメダルに届かなかった。「4年かけて絶対に(メダルを)取れる選手になって帰ってきたい」と雪辱を誓った。【平本泰章】

最終更新:2/13(火) 1:13
毎日新聞