ここから本文です

【Krush】王者・塚越仁志、試合前の苦しみ明かす

2/13(火) 22:19配信

イーファイト

 2月12日(月・祝)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.85』の一夜明け会見が13日(火)都内で行われ、劣勢を跳ね返し2RKOでKrush -67kg王座を守った王者・塚越仁志(34=K-1ジム・シルバーウルフ)が激闘の裏にあったケガとの戦いを語った。

【フォト】劣勢だった塚越が、3度のダウンを奪って牧平を逆転KO

 これが2度目の防衛戦となった塚越は、開始から前へ出たものの、牧平圭太が得意とする左ローを効かされ1Rから脚にダメージを見せる。2Rにはハイキックを受け、さらに左ストレートも浴びピンチに陥ったが、塚越はここで踏ん張り、左フックを打ち込みダウンを奪取。これで流れを自分に引き寄せると、さらにパンチのラッシュで2度のダウンを追加し、“激闘王”塚越らしい戦いでベルトを守った。

「このベルトがここに戻ってきて、本当にホッとしています。今回試合までが凄く長く感じてシンドかったので、本当に嬉しく思います」

 まだ前日の疲れを残しているかの塚越は勝利に安堵の表情を浮かべる。試合後は「ケガをして、ほとんど練習できなくてシンドい日々が続きました」とマイクで語ったが、これについて次のように詳細を明かした。

「12月の中旬ぐらいにふくらはぎを肉離れし、かばって練習をやって再発して。練習が出来ない時間、悶々とした時間が凄く長かったんです。公開練習をやって、また練習に入ろうと思ったら、大宮司さん(シルバーウルフ代表)から『帰れ、それどころじゃないだろ』と止められました。

 それで帰った後『しっかり勝つために何が出来るか、お前に出来ることはもっといっぱいあるだろう。それだけ考えて試合まで過ごせ』って大宮司さんからメッセージをもらって、体を動かす練習じゃなくてもイメージだったり映像を見たり、出来ることをひたすら続けました。プールだけは行ってひたすら泳いで。一人の時間が長くて、ずっと自分との戦いでした」

 思ったように練習できなかったことで不安を抱えての試合となったが、「気持ちの面では本当にシンプルで、やれることっていうのがひとつしかなかったので、もう前へ出て思いっきり殴るみたいな、本当にそんな感じでした」と塚越は戦いを振り返る。

 しかしリングで向き合った牧平は「凄い覚悟をした目をしていた」と言い、ローを効かされ後退を余儀なくされ、敗色濃厚な劣勢へと追い込まれる。だが“ここで押されてこのまま行ったら明日にはベルトがないんだ”、そんな思いが脳裏によぎり、そこから連続で3度のダウンを奪う逆転劇へとつながった。

 今回はケガに見舞われての防衛戦であり、塚越は「家族だったり、大宮司さん、ジムの仲間だったり、周りの力で勝てたっていう感じです」と改めて周囲の支えに感謝。そして最後はKrushに強い愛着を持つ塚越らしく、「今後もどんどんKrushを大きくするため、上に上がっていきます」と語り会見を締めくくった。

最終更新:2/13(火) 22:19
イーファイト