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<長崎県>潜伏キリシタン関連遺産HPリニューアル

2/13(火) 7:46配信

毎日新聞

 世界文化遺産候補の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について、長崎県がホームページを全面的にリニューアルした。今夏に登録の可否が決まるのを前に、世界遺産としての価値を改めて発信するのが狙い。年表や地図などを使って多角的にその価値や歴史を紹介するほか、12の構成資産について、上空から撮影した画像を360度のパノラマで楽しめる。学習用映像や構成資産ごとのガイドマップも新たに作製した。【加藤小夜】

 潜伏キリシタン関連遺産への理解を深めてもらおうと、県は昨年度と今年度に計約3000万円の予算をかけ、PRを強化している。熊本県や、構成資産がある長崎・熊本両県内の市町も分担金を支払い協力している。

 ホームページは以前からあったが、今月2日にリニューアル。新たなページ(http://kirishitan.jp)は、歴史▽地図▽価値▽構成資産--の四つの柱で同関連遺産を紹介。16世紀半ばのキリスト教伝来・普及から江戸幕府による禁教や弾圧▽潜伏キリシタンの伝統形成▽離島での集落形成や明治政府によるキリスト教解禁後の教会堂の建築--など、歴史の中での構成資産の位置付けや、各集落でどのように信仰が守られてきたかなどを分かりやすく示す。

 イラストやナレーションを使って世界遺産の価値を伝える映像も日本語版と英語版で作製。10分版を各構成資産の情報発信拠点で公開する。1分版と3分版はホームページでも見ることができる。また、構成資産ごとに作製したガイドマップでは、集落内の教会や記念館などのほか、キリシタン墓地の位置も掲載した。一部立ち入り禁止や非公開の場所もあり、マナーを守るよう呼びかけている。

 県世界遺産登録推進課は「漠然と長崎に行こうと思っている人が行き先を決める一つのきっかけになれば。若い人にも見ていただきたい」と話している。

最終更新:2/13(火) 9:52
毎日新聞