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大京穴吹建設 VRでマンション改修工事提案 管理組合員がイメージ共有

2/14(水) 7:15配信

SankeiBiz

 大京グループで建設事業を手掛ける大京穴吹建設(東京都渋谷区)は、VR(仮想現実)技術を活用したマンション共用部の改修工事提案を始めた。改修工事後のイメージを理事会などの代表者だけではなく、管理組合員全員で共有できる点が売り物で、第1弾として千葉市内のマンションで実施。今後は大規模修繕工事の対象となる物件が増えてくるため、導入エリアを順次拡大し、対応していく考えだ。

 同社は「Plusidea(プラシディア)」という修繕工事ブランドを展開。有償となる共用部改修工事の設計図や、建物の外観や室内を立体的にしたパースなどを管理組合へ無償提供し、受注につなげてきた。

 ただ、管理組合の意思決定は理事会などの代表者が審議の中心となり、総会で承認を決議するのが一般的な流れとなっており、組合員全員が議論に参加するのは難しいのが現状だ。

 VR技術を導入した改修工事提案はこうした課題を踏まえたもので、VR画像によって改修工事後のイメージを疑似体験できるのが特徴。また、QRコードを通じていつでもVR映像を確認できるため、より多くの組合員が議論に参加できる。

 第1弾の提案を行った千葉のマンションは、築25年を経過した物件。宅配ボックスやスロープの設置、明るい照明などを提案している。実際に体験した理事会のメンバーからは「設計図などに比べて、前後を比較しやすい」「はるかにイメージしやすい」といった意見が寄せられた。

 同社は年間400棟以上の大規模修繕工事を請け負っており、そのうちの約3分の2は2、3回目の大規模工事を迎えている。一定以上の築年数が経過し「エントランスを変えたいというニーズが高まっている」(営業推進部の宮本和斉・企画推進室長)ので、VR技術によって共用部改修工事の受注促進につなげていく。

最終更新:2/14(水) 7:15
SankeiBiz