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旅先にロボ、広がるシーン 親しげに観光案内/驚きのホテル接客

2/13(火) 7:55配信

産経新聞

 日常生活や企業活動で人工知能(AI)をはじめとする先端技術の活用が進む中、旅行シーンでもロボットが人に代わる役割を担うようになってきた。ホテルや空港などで旅行客の受け入れ態勢を強化する“戦力”となっているほか、旅の道連れとしても存在感を発揮している。今年は旅先のさまざまなシーンでロボットの活躍を見る機会が増えそうだ。(佐久間修志)

 「あのね、あのね! 京都・大原の名物、しば漬けを100年以上作っている老舗のお店があるよ。寄っていこう~」。旅行客をおすすめの京都観光スポットへと導く愛らしい声は、首から提げたポケット内の小さなロボットからだ。

 JTB西日本は昨年12月、シャープ製ロボット型携帯電話「RoBoHoN(ロボホン)」と京都を旅行する新商品「ロボ旅」を発売した。今年3月までの実験販売で、東京駅からの往復新幹線とホテル、ロボホンの貸し出しがセットになった1~2泊の商品。同行するロボホンが京都市内約100カ所の観光地で、歴史や文化などを解説してくれる。

 実際に体験した旅行者は「名前を呼びながら話しかけられ、一緒に誰かと旅をしている感じ」と話す。返却する際は、別れが惜しいほど愛着がわいたという。

 エイチ・アイ・エス(HIS)グループは、全国5カ所で展開中のロボットが接客する「変なホテル」について、今後、新たに計8棟をオープン予定。うち東京では4棟立ち上げる予定で、平成31年3月までに全国で順次開業する。ロボットの活用で効率運営を図るほか、訪日外国人旅行客にも娯楽性をアピールする。

 羽田空港国内線旅客ターミナル(東京都大田区)を運営する日本空港ビルデングは、ターミナル内で警備や翻訳サービスなどに使うロボットの実証実験を進めている。

 経済産業省の調査によると、日本におけるロボット産業の市場規模は、観光などサービス分野を中心に32年に約2・8兆円、47年に約9・7兆円まで拡大する見通しだ。

最終更新:2/13(火) 7:55
産経新聞