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4~12月期は最高益ペース 決算発表76%集計 「稼ぐ力」向上、円安後押し

2/13(火) 7:55配信

産経新聞

 3月期決算企業の平成29年4~12月期決算の発表が佳境に入っている。4~12月期としては、売上高と営業、経常、最終の各利益の額が過去最高を更新するペースで推移。企業の「稼ぐ力」が高まった中、期間中に為替が円安傾向で推移したことが追い風となった。ただ、米国発の世界的な株式市場の動揺が長期化すれば、世界景気や企業業績に悪影響が及びかねない。

 SMBC日興証券が、8日までに発表を終えた東証1部上場の1005社(金融除く、全体の76・3%)を集計。売上高は前年同期比8・7%増の297兆5750億円、営業利益は17・7%増の24兆8350億円、経常利益は19・6%増の28兆7690億円、最終利益は32・3%増の21兆3480億円。まだ発表を終えていない企業を勘案しても、売上高と各利益の額は4~12月期としての過去最高を更新する公算が大きくなっているという。

 業種別に経常利益の前年同期比の増減率をみると、鉄鋼が約2・2倍と急増。電気機器が54・3%増、機械が44・2%増と、製造業の好調が際立っている。

 企業業績の快走が続く背景として、SMBC日興の伊藤桂一チーフクオンツアナリストは「日本企業の稼ぐ力が高まり、利益が出やすい体質になった中で、円安の後押しで業績が上振れた」と分析する。

 こうした中、米国を震源地とした世界的な株安で、前週の日米株式市場は急落を繰り返した。不安定な相場が長引けば世界景気に冷や水を浴びせ、企業業績にも逆風となりかねない。

最終更新:2/13(火) 8:19
産経新聞