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<五輪ジャンプ>高梨、風つかむ ここぞで本領の銅

2/13(火) 13:25配信

毎日新聞

 平昌五輪・第4日の12日のノルディックスキー・ジャンプ女子は、銅メダルを獲得した高梨沙羅(クラレ)が1回目、2回目とも103.5メートルを飛び計243.8点。伊藤有希(土屋ホーム)は203.9点で9位。岩渕香里(北野建設)は188.3点で12位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)は172.0点で17位。

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 3位で折り返して迎えた2回目、高梨は1人前に102メートルで首位に立っていたアバクモワ(OAR=ロシアからの五輪選手)を上回る103.5メートルを飛び、着地で「テレマーク姿勢」をしっかり決めると、両手を突き上げた。「ここへ来て一番いいジャンプが飛べた」。不振が続いていた今季の鬱憤を晴らす飛躍を、ここぞの場面で出すことができた。

 好感触をつかんだのは試合前日の公式練習。予定された3回の飛躍のうち、2回目までに改善できたと感じとった。選手心理では不安があればあるほど本数を飛びたくなるが、高梨は「これで臨むんだと、強い気持ちをもって3本目は飛ばないことにした」。ギリギリで戦える手応えをつかんだ。

 鷲沢徹コーチは「(風の)条件がしっかり整っていれば、伊藤も高梨も金メダルがいけると思っていた」と話したが、結果は今季のワールドカップ(W杯)総合順位通り、ルンビ(ノルウェー)、アルトハウス(ドイツ)に続く3位。同じ順位になったのは、ある意味、順当に力を出せた証拠でもある。

 「次の北京五輪に向けて、今度こそ金メダルを取って、応援してくださるみんなに見てもらいたい」と高梨。納得の1本は、さらなる高みを目指すスタートになった。【江連能弘】

最終更新:2/13(火) 18:18
毎日新聞