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また刺激された向上心=高木美、次は金メダルを〔五輪・スピードスケート〕

2/13(火) 9:36配信

時事通信

 【平昌時事】12日に行われたスピードスケートの女子1500メートルで高木美帆(日体大助手)が銀メダルを獲得した。今季ワールドカップ(W杯)で4勝を挙げ、五輪女王を狙っていた種目。初のメダルを取った喜びは、すぐに目標の色ではなかった悔しさに変わった。
 10日の3000メートルは5位。この日に懸ける思いはより強くなり、最終組でスタートラインに立った時は肩に力が入り過ぎていた。体を静止できずにフライング。だが、これで「落ち着けということかなと思ってリセットできた」。仕切り直しのスタートから伸びやかに氷を押した。
 きつい最後の1周で、考えていたのは昨年3月の世界選手権でイレイン・ブスト(オランダ)に逆転されたレースのこと。「最後の最後に抜き去られた時の気持ちは(心の中から)拭い切れない。ここで足を止めたらあの時と同じになる」。足の動きが小さくならないように意識し、出場選手で2番目に速いラップで踏ん張った。
 内容のあるレースができた感触はあったが、ふたを開けてみればブストはさらに速く最後の1周を滑っていた。W杯では負けなかったのに、世界選手権と変わらず表彰台の中央に立つ第一人者が横にいる。「もうちょっといけたのではないかと感じた」。またもブストに向上心を刺激された。
 「同じ人間ができていることだからできる、という強い気持ちで挑みたい」と力を込めた高木美。1000メートルと団体追い抜きで、逃した最も輝く色のメダルをつかむ。

最終更新:2/13(火) 11:40
時事通信