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<バレンタインデー>中学生、夫婦…動物園でカップルに聞く

2/13(火) 14:05配信

毎日新聞

 14日はバレンタインデー。「チョコもらえるかな」「誰に渡そうかな」とそわそわしている人を横目に、恋人やパートナーがいる人たちは一足先に3連休を楽しんだ。14日を前に愛にあふれる人たちにあやかろうと、独身の女性記者(29)が12日、長野県須坂市臥竜2の市動物園でカップルに話を聞いた。【ガン・クリスティーナ】

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 同園ではバレンタインデーに合わせた数々の企画を打ち出している。人気の「カピバラ温泉」では「I LOVE 湯」と書かれたハート形の看板を掲げ、カピバラたちが湯船につかる様子を大勢のカップルや夫婦連れがながめていた。

 つきあい始めて来月で1年になる恋人と訪れた諏訪市の女性(36)は「この1年間、カピバラの体も私たちの愛も大きくなりました」と満面の笑み。初デートはこの動物園だった。「カピバラに会いに行こう」と年下の彼をデートに誘い、動物好きの彼と意気投合。3カ月後には交際をスタートさせた。カピバラが結んだ2人の愛と言っても過言ではない。「今日やっとカピバラに報告できました。恋人募集中の人たちは待っているだけじゃ進まないですよ」とアドバイスしてくれた。

 東京での大学時代に知り合ったという会社員の轟伸幸さん(40)と妻敦子さん(40)も同園を楽しんでいた。伸幸さんは長野市の自宅を離れ、富山県に単身赴任中。伸幸さんはインドア派、敦子さんは旅行の航空券や宿などを自分で手配するほどのアウトドア派。伸幸さんは「趣味が違うからこそ発見があって楽しい」と話し、次の夫婦旅行では「モロッコに行きたい」とか。

 インターネットの交流サイトで出会い、6年の遠距離恋愛の末に結ばれた内田宏之さん(38)と理沙子さん(29)夫婦=金沢市在住=も動物を見て楽しんでいた。結婚するまで、金沢市の宏之さんと須坂市の理沙子さんは月1回会えるかどうかだった。メールや電話で毎日連絡し合い、3年前に結婚。須坂市出身の理沙子さんは、子どもの頃、動物園によく遊びに来ていたという。「2人だとさびしくないし、誰かと経験を共有できた方が楽しい」と笑顔を見せた。

 中学生の2人は2回目のデートで、交際前の「ワクワク期間」を満喫していた。別々の中学に通っており、どちらの学校でもチョコの受け渡しは禁止されているというが、女子生徒は「友達も休みの日に会って、男の子にチョコを渡していると思う」。高校の前期選抜試験を終えたばかりの男子生徒は「受験の結果が15日に出る。不安になっている男子が、チョコをもらえずさらにショックを受けないようにとの配慮もあるのでは」と学校の対応に理解を示す。女子生徒は「まだ若いんだから1回くらいもらえなくてもめげないで」と同年代に呼びかけた。

 明日はいよいよバレンタインデー本番。仲の良いカップルの話を聞き、心が温かくなった。

最終更新:2/13(火) 14:33
毎日新聞