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「P」や「Mate」もあるのに、Huaweiが「nova」シリーズを投入する理由

2/13(火) 14:12配信

ITmedia Mobile

 Huaweiのミッドレンジモデル「nova」シリーズが日本で立て続けに登場しました。KDDI向けの「nova 2」とSIMロックフリーモデルの「nova 2 lite」は、どちらもセルフィー機能を強化したインカメラ重視モデルです。

nova 2のディスプレイを大型化したnova 2 plus

 novaシリーズはHuaweiの母国である中国でも人気ですが、ラインアップは日本と異なっています。中国のHuaweiの店に行くと、イチオシとして売られているのは2つの製品「nova 2s」と「nova 2 plus」なのです。

 このうちnova 2sはかなりのハイスペックな製品です。2017年12月発売で、プロセッサはHiSiliconのKirin 960、メモリ4GB/6GBにストレージは64GB/128GBと、nova 2よりもパワーアップしています。カメラはアウトが2000万画素+1600万画素、インが2000万画素+200万画素。インのセカンドカメラはボケの調整用ですね。

 本体カラーも5色展開と多く、ライトブルー、ダイヤモンドシルバー、ブラック、サクラピンク、アカシアレッド。光沢感ある仕上げは目立ちます。価格は4GB+64GBが2699元(約4万6000円)、6GB+64GBが2999元(約5万1000円)、6GB+128GBが3399元(約5万8000円)。インカメラ強化とカラバリの多さ、モデルも3種類用意するあたりは、同じ6型モデルのOPPO R11sを強く意識していると感じられます。R11sにもレッドがありますが、あちらはマット仕上げ。光沢のあるnova 2sのレッドはより若々しいイメージで、対抗心を強く見せています。

 一方のnova 2 plusは2017年夏に発売したモデルで、海外ではnova 2と同時に発表されました。nova 2と基本スペックはほぼ同等で、ディスプレイサイズは0.5型大きくなった5.5型。ストレージは64GBに加え128GBモデルも用意されています。インカメラの品質もnova 2と同じで、シングルカメラながらも美しいセルフィーが撮れます。

 Huaweiの顔となるモデルといえば、フラグシップの「P10」と「Mate 10」です。派生モデルに「Plus」や「lite」もありますが、モデルチェンジは年に1回です。一方novaシリーズは2016年9月に初代モデルが登場してから、2017年5月、2017年12月にモデルチェンジを行い、その間隔はPシリーズとMateシリーズより短くなっています。

 novaシリーズはセルフィーを重視していることから分かるように、OPPO、そして同じくセルフィーに強いVivoの製品を意識したモデルです。OPPOもVivoもモデルチェンジは年2回であり、マイナーチェンジながらも消費者に常に新しい製品を送り届けています。Pシリーズ、Mateシリーズは1年間を通して販売する最上位モデルであり、OPPOに対抗できるよう、小回りの利くミッドハイレンジでセルフィー強化のnovaが存在するというわけです。

 中国やアジアの若い世代はSNSにセルフィーをアップすることが日々のコミュニケーションになっており、そのためには手ごろな価格で高性能なインカメラを搭載した機種が求められているわけです。Huaweiの店でもnovaシリーズを手に取る若者たちの姿が目立ちました。恐らく春前にはPシリーズの後継モデルが発表されるでしょうが、インカメラの強化はnovaシリーズに任せ、他の部分で大きく機能が強化されるのでしょう。もしかするとMWC 2018ではnova 2sの大型モデル「nova 2s Plus」が発表されるかもしれませんね。

【訂正:2018年2月13日17時51分 初出時に、「nova 2s」が日本では「Mate 10 lite」に名前を変えて発売されていると記載しました(編集部側で追記したものです)が、Mate 10 liteと同一のモデルは「nova 2i」でした。おわびして訂正致します】

最終更新:2/13(火) 18:03
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