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<対北朝鮮>安倍首相「核開発続いている」 南北接近警戒 

2/13(火) 18:10配信

毎日新聞

 安倍晋三首相は13日の衆院本会議で、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領との会談について「北朝鮮は平昌(ピョンチャン)五輪を機に南北対話を進める一方で核・ミサイル開発を継続している。北朝鮮のほほ笑み外交に目を奪われてはならないと指摘した」と強調した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が文氏に早期の訪朝を促したことを受け、日本政府は警戒を強めている。

 首相は北朝鮮が8日に行った軍事パレードを挙げ「日本の上空を飛び越えて発射された2発の弾道ミサイルや、わが国のEEZ(排他的経済水域)内に撃ち込まれたICBM(大陸間弾道ミサイル)級と同じものも含め4種類の弾道ミサイルが登場した」と述べ、北朝鮮がミサイル開発を継続している実態を強調した。河野太郎外相は記者会見で「日韓は圧力(強化)で一致している」と語った。小野寺五典防衛相も会見で「北朝鮮が政治的に利用し国際的な圧力を弱めようという意図があるのであれば、これに乗ってはいけない」と韓国政府にクギを刺した。

 公明党の山口那津男代表は会見で「北朝鮮高官の韓国訪問中に日韓首脳会談が行われ、韓国を日米韓の側にしっかりと組み入れ、結束を強める点でも意義があった」と述べた。

 一方、米国のペンス副大統領は米メディアに北朝鮮との対話の可能性を示した。菅義偉官房長官は会見で「ペンス氏の訪日時、十分な時間をかけ緊密にすり合わせをした。北朝鮮にあらゆる手段を通じて圧力を最大限まで高めていく」と述べた。小野寺氏は「(米国の圧力強化路線の)スタンスは変わっていない」と指摘した。【加藤明子、高橋克哉】

最終更新:2/13(火) 18:28
毎日新聞