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<五輪ジャンプ>高梨 新たな一歩「自分信じ、楽しんだ」銅

2/13(火) 19:41配信

毎日新聞

 「最後は自分を信じて飛べた。楽しんで飛べたのが一番の収穫」。平昌五輪・第4日の12日のノルディックスキー・ジャンプ女子で銅メダルを獲得した高梨沙羅(クラレ)は、103.5メートルの2本のジャンプに心底、満足していた。4位に終わったソチ五輪の後は「つらいこともうれしいこともありながらの4年間だった」。そのすべてを平昌でぶつけられたか、との問いには、声を大きく「はい」と即答した。

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 これまでの圧倒的な強さは影を潜め、今季はワールドカップ(W杯)で一度も勝てないほど苦しんできた。欧州でのW杯と強化合宿を終えて6日に平昌入りした時は、実は「まだ自分を信じられていなかった」と明かした。だが「最後は暗示を掛けるように、今までやってきたことを思い返し、もうやるしかない」と考えた。

 試合当日も「失敗してしまうかもしれない。(着地で)テレマークが決まらないかもしれない。不安も、緊張もあった」と心は揺れていた。それでも「自分の足でここまできた」と信じることで、納得のジャンプを生み出した。

 優勝したルンビは1回目、高梨とほぼ同じ条件で105.5メートルを飛び、2回目は風の条件が高梨より良かったとはいえ、スタートゲートを3段も低くし助走を短くしながら、この日最長の110メートルを飛んだ。高梨は現状のベストを出したが、差は依然としてある。

 日本チームの鷲沢コーチは「これでまたスタートが切れた。銀メダル、金メダルと、さらに上がある。もっともっと精進していける」と話す。高梨自身も「まだ伸びしろはあると思う」。新たな挑戦の日々が、再び始まる。【江連能弘】

 ◇伊藤「おめでとう、良かったね」

 伊藤有希 体の動きは今までで一番良く、ジャンプも少しずつ良くなってきたと思ったが、まだまだ調整不足だった。風の条件が悪くても飛距離を伸ばせる力はなかった。(高梨には)おめでとう、良かったねって言いました。

最終更新:2/13(火) 19:59
毎日新聞