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ベンチャー育成プログラム作成 山口FG、最大3億円出資

2/14(水) 7:55配信

産経新聞

 山口フィナンシャルグループ(FG)が産官学で連携し、独自にベンチャー企業の育成プログラムを作った。起業家を育成する大学とも連携し、山口県や下関市は新たに生まれるビジネスの実証実験の場を提供する。起業家にはヤフーなど大手や地場企業とのビジネスマッチングの機会も設け、新たな収益確保につなげる。 (大森貴弘)

 山口FGは昨年6月、慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のベンチャービジネスの研究者らと、起業支援を目的としたファンドを設立した。

 SFCは、ベンチャー企業「面白法人カヤック」や、ネット向けに料理のレシピを提供する「クックパッド」の創業者らを輩出した実績がある。

 山口FGはそこに目を付けた。意欲ある若手起業家と提携し、山口・北部九州エリア発で、これまでにないビジネスを生み出し、地方創生につなげようと考えた。

 観光や医療・介護、ITやものづくりの4分野について、資金面で支援し、これまで金融機関として培った事業化のノウハウを提供することにした。

 ベンチャー育成プログラムには、SFCのほか、数多くの地場企業が参加する。

 14日から、参加を希望するベンチャー企業を募集する。山口FGは約70社の応募を見込む。ベンチャー企業は半年以内での事業化を目指す。

 今後、事業内容の提案を受け、出資できる企業か、選考を進める。5月までに10社程度にまで絞り込む。選考をクリアした企業に対し、最大で3億円出資する計画だという。

 ベンチャー企業による具体的な事業プランとしては、担い手不足に悩まされる地元の祭りを行政から受託し、新たな観光イベントとして生まれ変わらせることなどを想定する。

 同FGの吉村猛社長(山口銀行頭取)は「若者が起業を志す機運を醸成し、地元経済を底上げしながら、投資ビジネスを新たな収益源として育てたい」と語った。

最終更新:2/14(水) 7:55
産経新聞