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<プロ野球>復活へ 直球の質磨く ソフトバンク・摂津

2/13(火) 20:56配信

毎日新聞

 主力中心のA組が投げる室内ブルペンの真裏。寒風が吹き込み、ファンもまばらな屋外ブルペンが今の“立ち位置”だ。ソフトバンクの35歳、摂津正投手。「どうせ寒いところで投げないといけないから」とコーチに勧められても必ず屋外を選ぶ。元エースとしてのプライドが垣間見える。

 球数が100球を超えてから捕手にサインを出させた。打者も立たせて「(カウントによって)使う確率が多いボールを投げた」とサインに首を振って投げるなど実戦モード。今キャンプ最多の165球を投じた。

 2012年の沢村賞右腕がここ数年不調に苦しんでいる。16年は2勝で、昨季はプロ入り後初の未勝利に終わった。復活を期して取り組んでいるのが「直球の質」の向上。フォームのバランスを調整している。イメージは糸を引くようにミットに収まっていた、かつての自分の球だ。

 阪神時代に安藤らベテランの復活を助けた久保2軍投手コーチは「野球は35(歳)から。絶対戦力になる時が来るから」と言う。「(現状は)まだまだ」と繰り返すベテランはその時を待ちつつ、黙々と腕を振り続ける。【宮崎市・生野貴紀】

最終更新:2/13(火) 21:12
毎日新聞