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東京ディズニーリゾート35周年展示など目白押しの「D23 Expo Japan 2018」レポート

2/13(火) 20:59配信

Impress Watch

 ウォルト・ディズニー・ジャパンは2月10日から12日の3日間、東京ディズニーリゾート内にて「D23 Expo Japan 2018」を開催。

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 舞浜アンフィシアター、東京ディズニーランドホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタにディズニーアンバサダーホテル、さらにシネマイクスピアリを会場に、プレゼンテーションや展示、さらに新作映画や映像のお披露目などを行ない、会場は熱気に包まれた。

■2年ぶりに開催の「D23 Expo Japan 2018」。世界初公開の“スクラップブック”は必見!

「D23 Expo」とはディズニー本社の公式ファンクラブが2年に一度開催しているスペシャルなファンイベント。日本でも2013年に初めて「D23 Expo Japan」を開催し“究極のファンイベント”として今回で3回目を迎える。「D23」とはウォルト・ディズニーが映画会社を設立した1923年にちなんでおり、熱心なファンへの活動の一環として、最新情報をはじめ多くのイベントやプレゼンテーションが用意されているのだ。

「D23 Expo Japan」の今年のテーマは「Beyond Imagination~これまでも、これからも、想像を超えて~」となっており、まさに言葉どおりの3日間が過ごせる。そのなかでも注目したいのが各種展示。東京ディズニーシー・ホテルミラコスタでは「ウォルト・ディズニー・アーカイブス展~ミッキーマウスから続く、未来への物語~」が開催され、4月11日から大阪を皮切りに全国巡回も決定しているが、来場者は一足早く、その充実の内容を味わうことができた。

 今回はウォルト・ディズニー・アーカイブスのディレクターとして活躍するベッキー・クライン氏の解説に参加。「私たちは展示や著書、作品のためのリサーチを手伝い、事実確認をして、ウォルト・ディズニーの歴史を深く共有する役割を担っています。展示は2つの大きなテーマがあり、ミッキーマウスの生誕90周年、そしてミッキーマウスの歴史を通じてアーカイブスの活動を紹介する意味があります。資料は膨大なため一部ではありますが、アーカイブスの品々を日本で展示することができ、とてもうれしく思います」とあいさつした。

 まずエントランスを抜けると「アーカイブスのショーケース」が目の前に。ディズニー本社のフランク・ウェルズ・ビルのロビーで来社する人々が目にすることができるショーケースを再現しているのだ。展示はディズニーの歴史にスポットを当てた内容になっており、見どころは1933年に発売されたインガソール製のミッキーマウス腕時計と、最初のマーチャンダイズ製品として発売されたノートブック(複製)とのこと。

 続いてベッキー氏がこの展示会で一番見てほしいと教えてくれたスクラップブック「ミッキーマウス」。ウォルト・ディズニーが製作した初のテレビ番組「ディズニーランド」に登場するもので「いつだって忘れないでほしい。すべては1匹のねずみから始まったということを」のフレーズを生んだまさに伝説のスクラップブック。

 ベッキー氏も「もともと、ミッキーマウスの人生を語るために製作されたスクラップブックです。ミッキーマウスが成功したことにより、世界中で愛される会社に成長できたので、会社にとっても大事なものです。本当に歴史的に重要であり、世界初公開の品。しかも、私たちも最近手にすることができたものですので、ぜひ見ていただけたらと思います。ミッキーマウスだけではなく、ウォルト・ディズニーの歴史も象徴している私たちの宝物ですね」と語ってくれた。

 ウォルト・ディズニー・アーカイブスの活動や歴史に焦点を当てた展示も見もの。扉の向こう側で出迎えてくれるウォルト・ディズニーに導かれるようにオフィスを進むと、「アニメーターズ・デスク」が。映画「ファンタジア」制作中をイメージしているとのことで、マケット(資料用模型)や参考資料なども置かれている。

 さらにアーカイブスを1970年に設立したデイヴ・スミス氏の紹介も。資料を閲覧するための「リーディングルーム」や「リサーチ・ルーム」を再現。事実確認ができるまで徹底的にリサーチを重ねたり、研究結果を公開したりしていることにも言及していた。

 実際に、ミッキーマウスに関するとあるリサーチに使われた資料などがそのまま展示されている。「蒸気船ウィリー」や「ミッキーの巨人退治(Braves Little Tailor)」などの資料が並べられていた。

 さらにウォルト・ディズニー・アーカイブスによる映画製作時のリサーチについても紹介。映画「ウォルト・ディズニーの約束」の製作ではかなり早い段階で関わり、映画「メリー・ポピンズ」がどのような経緯で製作されたのか調べている。保管していたコスチュームのマテリアルやデザインスケッチ、小道具、ウォルト・ディズニーの肖像画なども参考にしたとベッキー氏が教えてくれた。なお、「メリー・ポピンズ」プレミア招待状に台本、パークチケットと映画のプロップスが左右に並んでおり、見比べることができる。

 また、映画でしばしば登場する「ウォルト・ディズニーの部屋:接客用」を会場に再現。映画を見てから訪れるとさらに感動するはず。実際にウォルト・ディズニーのオフィスの品々も展示してあり、本棚にあったという、日本文化に非常に興味を持っていたことを示す書籍「Kabuki Dorama」の姿も。

「ウォルト・ディズニー・アーカイブス展~ミッキーマウスから続く、未来への物語~」では、上記で紹介した展示のほかに実写映画のコスチュームやプロップス、パークのアトラクションで実際に使用されていたオーディオアニマトロニクスも会場内に。映画「ジャングル・ブック」で、俳優が動物と会話しやすいようにと作られたパペットの大きさに驚いたり、ウォルト・ディズニー・ワールドの「ホーンテッドマンション」の住人のヒッチハイク・ゴーストの姿や、ストレッチングルームの“あの絵”なども間近で見たりできる。

 また、1987年に設立され、ディズニーのレガシーとして偉大な功績を残した人物に贈られる賞(称号)である「ディズニー・レジェンド」の紹介エリアもある。ディズニー・スタジオ内の「ディズニー・レジェンド・プラザ」をイメージしたデコレーションや日本のディズニー・レジェンドの紹介もチェックしておこう。

 今回紹介した内容のほかにも、衣装やプロップスをたっぷりと約420点展示。さらにはアーカイブスのスタッフによるとっておきの情報なども解説ボードにプラスされており、見応え&読み応え抜群だ。

 まずは4月11日~5月14日の期間、大丸梅田店15階大丸ミュージアムにて開催。その後全国巡回を予定している。入場料は大人1500円(前売り1300円)、高大生1300円(1000円)、中学生~3歳までが800円(700円)、2歳以下無料。何度も見たくなる大充実の展覧会に、ぜひ足を運んでみてほしい。

■懐かしさと未来へ向かうパークへの期待があふれ出る東京ディズニーリゾート35周年特別記念展示「Wonderful Moments&Dreams」

「D23 Expo Japan 2018」開催期間中、東京ディズニーランドホテルでは「東京ディズニーリゾート35周年特別記念展示『Wonderful Moments&Dreams』」を実施。2018年4月に開園35周年を迎え、アニバーサリーイヤーとなる東京ディズニーリゾートの2つのパークをフィーチャーし、成長を続けるパークを彩ったアイテムやコスチュームに2020年に完成予定の新エリアまで、さらに35周年のグッズなどを見ることができた。

 会場のエントランスには歴代の「GUIDE」と「Today」がズラリ。そしてスペシャルなフォトロケーションがお出迎え。花火が打ち上がるなか、35周年のメインロゴやミッキーマウス、ミニーマウスたちと一緒に写真が撮れて、一足早くアニバーサリー気分に。

 会場に入ると「Wonderful Moments」のエリアからスタート。「ディズニーランドは永遠に完成しない。この世界に想像力が残っている限り成長し続ける」というウォルト・ディズニーの言葉とともに、35年間のパークの成長過程やパレード、クローズしたアトラクションにまつわる品々を展示。「シンデレラ城ミステリーツアー」のメインマーキーやコスチューム、さらにはブラックコルドロンと戦うための光の剣も。一度は憧れるあのシーンの追体験などもでき、ファンにはたまらない瞬間が訪れた。

 また、「ミッキーマウス・レビュー」のエリアには各キャラクターのコスチュームが。ショー冒頭の「サウンド・トラック」の手書きの台詞もあり、ほっこり。家族で一緒に見たあの日が思い出され、会場のあちこちでも「懐かしい! 昔行ったね!」という会話が聞こえていた。

「Mail Stamp History」として、開園から現在までの歴代のスタンプも網羅。初期のシンプルなスタンプから進化し、イベントとの連動で東京ディズニーランドの歴史そのものを体現しているデザインと、変化する過程が興味深い。スタンプラリーではエントランスで配布されるカードにスタンプし、120円切手を貼ればパーク内で投函できる楽しみもプラス。

 コスチュームに関しては「ジュビレーション!」と「テーブル・イズ・ウェイティング」をフィーチャー。「ジュビレーション!」での各テーマランドをイメージした精巧なコスチュームを目の前で堪能。ワールドバザールのファイナルユニットのコスチュームには各店舗の看板モチーフが発見できるなど、近いからこそじっくり見たいこだわりが満載。「テーブル・イズ・ウェイティング」のコスチュームも帯正面のイクラのデコレーションやヘッドドレスのマカロンを模した造型などが間近で見られるなどたまらない。

 先日クローズした「スター・ジェット」や「グランドサーキット・レースウェイ」のコスチュームや、実際のヴィークルも展示。「スカイウェイ」のコスチュームも用意され、まさかの再会に涙。宇宙一のピザ屋「パン・ギャラクティック・ピザ・ポート」の以前のコスチュームやロゴの手書き原画、近くにはマネージャーのトニー・ソラローニの出身も小さなマケットともに記されていた。さらには「ビジョナリアム」のロゴの原画にコスチュームも。トゥモローランド好きにはたまらない空間となっていた。

 一方、「Dreams」では2020年完成予定の新エリアを中心に展開。新たな時代へ向け成長する東京ディズニーリゾートの未来の姿が垣間見れる内容となっていた。特筆すべきは、大規模開発起工式にてお披露目された200分の1スケールの立体模型を一般に初公開。関連記事「東京ディズニーランドで『大規模開発 起工式』を実施。2020年春オープン予定の新エリアの要素も発表」でも紹介したように、映画「美女と野獣」の世界そのままの町並みや、トゥモローランドの新アトラクションなどの位置関係が見て取れる。

 また、ミニーマウスのグリーティング施設にまつわる展示もあり、ミニーマウスが表紙のファッション誌が壁一面に。ミニーマウスのインタビューから、表紙には着こなし術が読める「着こなせペイズリー」や「クローゼットを一新する50のヒント」など気になる特集名も!?

 ベイマックスの新アトラクションについても解説。幸せこそが健康の秘訣として考えられたのが新アトラクションで、ベイマックスとヒロ・ハマダが協力して作ったとのこと。ベイマックスに似たケアロボットたちがヴィークルを引っ張り、ノリのよい音楽に予想不可能な動き&ベイマックスの思いやりでゲストをますます幸せに、そして健康に導いてくれるかも!? ヴィークルの模型展示もあり、オープンが待ち遠しい。

 展示のラストには4月よりスタートする「Happiest Celebration!」の最新グッズがお披露目。東京ディズニーシーのダッフィー関連グッズや東京ディズニーランドの35周年記念グッズに、過去のグッズやアトラクションなどをモチーフとしたアイテムなどを用意。

 さらに東京ディズニーリゾートの人気スーベニアで1986年に誕生した「チョコクランチ」のスペシャルショップの紹介も。「ダックファミリーのチョコレートコンテスト」をテーマにグッズやスイーツなどが展開され、チョコレートづくしのアイテムも並べられていた。さらにサイドには歴代の缶がズラリ。スペシャルイベントや懐かしのデザインが並ぶ様子にゲストも自然と笑顔となっていた。

■35周年のテーマ曲とコスチュームを大公開! 祝祭感あふれるスペシャルプログラムを公演

 舞浜アンフィシアターでは、イベント開催に合わせてショー&プレゼンテーションを実施。特に注目したいのは2月11日に実施された「東京ディズニーリゾート35周年特別記念プログラム」だ。

 冒頭ではオリエンタルランド 代表取締役会長兼CEOの加賀見俊夫氏があいさつ。浦安沖を埋め立てパークオープンまでの創業期が第1ステージ。1パーク時代を第2ステージ。東京ディズニーシーがオープンし東京ディズニーリゾートを中心とした2パーク時代を第3ステージと定義。世界でここだけの体験が可能な、まったく新しいタイプのパークに成長していく「次なる第4ステージへの幕開けを飾るのが35周年」と語った。

 2019年オープン予定の「ソアリン(仮称)」では“空を飛ぶ夢”で新たな感動を加えること、2020年オープン予定の新規エリアやアトラクションについても、パーク全体を進化させると話した。なお、2021年以降は現在検討を重ねている段階で近いうちに報告をしていきたいとのことだ。

 代表取締役社長兼COOの上西京一郎氏も登壇し、「驚きと感動に満ちあふれたこれまで以上にハピエストな体験が可能」と東京ディズニーリゾート35周年のテーマ「Happiest Celebration!」の概要について紹介。東京ディズニーリゾートの新しい夢の始まりをお祝いし始まるイベントであると強調した。

 続いてこの日限りのスペシャルショーがスタート。東京ディズニーシー15周年のコスチューム姿のミッキーマウスとミニーマウスがステージに。テーマ曲「When Your Heart Makes a Wish」が流れるなか、ハーバーショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」で登場したクリスタルの世界からやって来たメッセンジャー「クリスタル・レッド」の姿が。今日は新たな旅へご案内するために来たと話し、観客を「魔法のリボンの旅」へと誘った。時を越えるようにデイパレード「ディズニー・オン・パレード/100イヤーズ・オブ・マジック」や「ディズニー・ドリームス・オン・パレード」などの楽曲とともにダンサーたちもステージに。

 さらにシーズナルイベントの振り返りでは、「ボンファイヤーダンス」に「爽涼鼓舞」なども。加えてミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年をお祝いし、全員で「Club Disney スーパーダンシン・マニア」を踊り、まさにダンスづくし。会場の空気もさらにヒートアップし大盛り上がりとなった。

 ショーのラストでは東京ディズニーリゾートの35周年アニバーサリーテーマソングと新コスチュームが初お披露目。大歓声の上がるなかキャラクターたちもステージから客席へ。35周年の歩みとそして新たな夢の幕開けをお祝い! 全員でリズムを取り、手拍子をして、会場が一つになったところでミッキーシェイプの紙吹雪と銀テープが打ち上げられフィナーレとなった。

 なお、舞浜アンフィシアターでは初日2月10日は「ルーカスフィルムとマーベル・スタジオ」「アラン・メイケン ソロコンサート」のプログラムを実施。2月11日は上記の「東京ディズニーリゾート35周年特別記念プログラム」と「ウォルト・ディズニー・スタジオ新作映画ラインアップ」のプレゼンテーションを開催。最終日2月12日は「ディズニーパークの魔法」と「ディズニー吹き替えの秘密」が行なわれた。

 3日間に渡り繰り広げられれ、大充実のまさに“究極のファンイベント”「D23 Expo Japan 2018」。次回開催を期待して、今からアナウンスを待ちたい。

トラベル Watch,相川真由美

最終更新:2/13(火) 20:59
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