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斎藤慧、ドーピング陽性反応に「身に覚えのないこと」チームを自発的に離脱

2/13(火) 12:46配信

スポーツ報知

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は13日、スピードスケート・ショートトラック男子の斎藤慧(21)=神奈川大=が、ドーピング検査で陽性反応を示したと発表した。これを受け、日本オリンピック委員会(JOC)は平昌で記者会見を行った。

 日本選手団の発表によると、江陵の選手村に入った4日に抜き打ちのドーピング検査が実施。7日に国際オリンピック委員会(IOC)からA検体が陽性であったと報告を受け、9日に行った予備のB検体の検査も陽性だったという。

 検出されたのは「アセタゾラミド」。利尿剤で、高山病の予防や緑内障、てんかん、メニエール病、睡眠時無呼吸症候群の治療などに用いられるが、筋肉増強剤を隠蔽する目的、体重を落とす目的などで使用する場合があるため、禁止薬物に指定されている。日本では購入するのに処方箋が必要となる。

 斎藤泰雄団長によると、斎藤は「禁止薬物やサプリメントを摂取した記憶はなく、思い当たる節もない」と話しており、11日に本人の主張をCASのアンチドーピング部門に提出。12日午前にヒアリングを受け、暫定的な資格停止処分を受け入れ、自発的に選手村を離れてチームを離脱した。

 斎藤団長は「弁護士を含め関係者と緊密に相談して対応した。今回このような事態に至ったことは極めて残念。検体A、Bの結果が陽性だった中にあって、これを反証するための証拠が入手できない状況の中で暫定的資格停止を受け入れる他に選択肢がなく、苦渋の選択になった」と説明した。

 また、日本スケート連盟の川崎努ショートトラック強化部長によれば、ショートトラック代表の合宿中にJADA(日本アンチ・ドーピング機構)が実施した検査では陰性だっだという。斎藤団長は「ドーピング違反の有無は大会終了後に審議されることになります。本人の意志を尊重し、日本スケート連盟とも協力しながら今後しっかりと取り組んでいきたい」とした。

 斎藤は日本選手団を通じてコメントを発表した。

 「今回、この様な検査結果が出たことに大変驚いています。ドーピングを行おうと考えたことはこれまでに一度もありません。アンチドーピングの講習会や連盟主催合宿での指導などを通じて、アスリートとしてドーピングは絶対にしてはいけないと理解していました。また、無意識に摂取することがないよう、けがをした時や体調を崩したときに病院で処方される薬については、事前に専門家に相談していましたし、日常の食事や飲み物にも気を付けていました。

 今回の結果については身に覚えのないことで不可解であると感じ、自身の身の潔白を証明するために戦っていきたいと考えておりますが、今、それを要求することはオリンピックを戦っているチームの皆に迷惑をかけると思ったので、暫定資格停止という決定を受け入れ、自発的に選手村を出てチームを離脱致します。

 最後までチームJAPANの一因として同じ場所で戦いたいと思っていましたが、残念です。チームを離れてもチームの一員として仲間を応援しています」

最終更新:2/13(火) 13:48
スポーツ報知