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ひそかに狙った表彰台=小田、大健闘も悔い〔五輪・スピードスケート〕

2/13(火) 23:29配信

時事通信

 欧米選手の層が厚い男子1500メートル。だが、小田はひそかに表彰台を狙っていた。「メダルを取りたくてここに来た」。その言葉に誇張も虚勢もなかった。
 同組で滑ったのはナウシュ。映像で研究を重ねてきた強豪の一人で、「今までのレースで一番気持ちも上がった」。気合十分にスタートを切った。
 だが、スタミナ切れを恐れて中盤に力を温存した。700メートル通過後の400メートルはラップが一気に1秒46ダウン。「もう少しずつカーブで攻められればよかった」と、慎重になった自分を責めた。
 結果はこの種目で日本勢最高に並ぶ5位。3位とは0秒51差でメダルを逃しただけに、大健闘の満足感より「やるからには取りたかった」と悔しさを口にした。
 海外遠征で同部屋になった選手が驚くほど、海外のトップ選手がカーブを滑る映像を繰り返し見て学習している。「どういう感じなんだろう、と想像を膨らましたりイメージしたりして、氷上で確かめる」。初めての五輪でもその習慣は変わらず、何度も再生して感覚を磨いていた。
 結果的にナウシュは金メダルを獲得した。世界一の滑りを映像ではなく、そばで体感できたことは大きな財産。「諦めずに(最後まで)追えた。そこだけは自分を褒めたい」(時事)

最終更新:2/13(火) 23:35
時事通信