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「氷点下の森」創始者 小林繁さん追悼

2/13(火) 8:21配信

岐阜新聞Web

 岐阜県高山市朝日町胡桃島の旅館・秋神温泉内の「氷点下の森」で、「氷の王様(故小林繁氏)しのぶ会」と銘打って恒例の氷祭りが開かれた。氷点下の森の創始者で、昨年7月に79歳で亡くなった2代目主人・小林繁さんをしのぶ大勢の人が来場。3代目主人の長男徳博さん(54)が遺志を継ぎ、氷点下の森を続けていくことを誓った。
 旅館の敷地内の木々に谷水を掛けて作った氷のオブジェが並ぶ氷点下の森は、1961年に同旅館の主人を継いだ繁さん=旧大野郡朝日村出身=が雪に閉ざされる冬場の新たな名物を創ろうと71年に始めた。村の青年団に当たる「サークル鈴蘭」のオブザーバーを繁さんが買って出た縁で、団員が中心となり、「氷点下の森守る会」を結成、氷祭りの運営を支えている。
 43回目となる今年も同旅館と同会が開催。会場の一角に繁さんの遺影が掲げられ、徳博さんら関係者や来場者がろうそくを供え、手を合わせて冥福を祈った。来場者は手渡しで運んだろうそくを並べ平和を願うキャンドルタワーを設置。打ち上げ花火やステージライブなども楽しんだ。
 同会会長の大工橋本静夫さん(69)は「持ち前のカリスマ性で協力者を増やしていった人。私たちの道しるべだった」と繁さんをしのんだ。「祭りに集まった人と接して、父が多くの人から愛されていたのだと強く感じた」という徳博さん。祭りの最後に「『氷の王様』と呼ばれた父から受け継いだ氷点下の森を、私が『氷の守人(もりと)』となって守り続けたい」とあいさつすると、「頑張って」との声とともに温かい拍手が送られた。

岐阜新聞社

最終更新:2/13(火) 9:52
岐阜新聞Web