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人に寄り添うロボットという、ホンダがCESで見せた技術の可能性

2/13(火) 11:53配信

carview!

CESに相応しくホンダらしい4種のロボット

年頭にラスベガスにて開催されるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)への自動車メーカーの参加も、そろそろ違和感が無くなってきた。今年の顔ぶれを見ると、真っ先に飛びついて自動運転技術などのアピールを畳み掛けていたアウディが、すでに出ていなかったりもするのだが、地に足をつけて今年も出展していたメーカー各社が見せたものは、いずれも通常のモーターショーでの展示とは違った、そしてCESというイベントの色合いにぴったりのものになっていたと感じることができた。

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その中でも、個人的にもっとも目をひいたのがホンダである。今回の出展の目玉はロボティクス。人と連携し、人の可能性を広げるというコンセプトの下で生まれた4種類のロボットが発表されたのだが、本音を言うと事前にその情報を耳にした時には、電動化や知能化どころかクルマですら無い内容に、肩透かしというか期待はずれというか、そんな思いも抱いていた。しかしながら実際に会場に赴き、元々は家電ショーであるCESの雰囲気を感じた上で臨席したプレスカンファレンスでは、いやいやコレこそこのショーに相応しく、またホンダの個性が発揮されているじゃないかと、自らの不明を恥じることとなったのだ。

人の可能性を広げ、人と成長し、人に共感する

登場したのは、掲げられた「Empower・Experience・Empathy(人の可能性を拡大する・人と共に成長する・人と共感する)」というテーマの下に生み出された3Eコンセプト ロボティクス デバイス。

不思議な形をしたコミュニケーションロボットの「3E-A18」は、CI(※)を搭載しており、人の感情を認識して、表情、音、動きで対話し、人の行動をサポートする。(※CI=ホンダによる“Cooperative Intelligence”を指す用語)

「3E-B18」はラストワンマイルの移動をサポートするチェア型パーソナルモビリティとして、あるいはアタッチメントによってベビーカー、荷物用カートとしてなど様々な使い方で、人の意図に追従して動く。これもまた、CIを搭載する。

「3E-C18」は、物販や移動広告などに使えるサポートロボット。AIの搭載で、人との関わりを通じて人の求めるものを学び、より人のためになるよう成長する。

そして「3E-D18」は、やはりAIを搭載したロボティクスEV。優れた走破性を誇り、自律走行が可能。消火活動、農作業、物の運搬、雪かき、あるいはラグビーのタックルの練習相手のようなスポーツのトレーニングのサポート…と、上部のアタッチメントを付け替えることで、様々な使い方に対応する。

※編集部側で入れたCIの注釈を、「Computational Intelligence」→「Cooperative Intelligence」に修正しました。2018年2月15日

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最終更新:2/15(木) 14:50
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