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ほほえみ外交の北朝鮮。最大の圧力は「仮想通貨ハッキング問題」への追及

2/13(火) 11:11配信

ホウドウキョク

安倍首相とアメリカのペンス副大統領は2月7日、首相官邸で会談し、北朝鮮の核ミサイル開発の放棄に向け、あらゆる手段で圧力を最大限まで高める方針を確認した。

金正恩と妹・金与正のツーショット

一方、北朝鮮は平昌オリンピックの開会式に金正恩朝鮮労働党委員長の妹・金与正氏を北朝鮮高官代表団の一員として派遣した。

ほほえみ外交を展開する北朝鮮に対して、今考えられる最大の圧力とは何なのか?
元外務省主任分析官で作家の佐藤優が解説する。

(聞き手:ニッポン放送『あさラジ!』高嶋ひでたけ)

北朝鮮のほほえみ外交はすでに成功している

高嶋:
オリンピック憲章ではオリンピックの政治利用はいかんと言っているわけです。

過去にもいろいろ妥協はありましたが、今回ほどこんなに色濃く、主催国のトップが率先して北朝鮮に対して、言いなりと言ったら怒るんだろうけども、いろいろ便宜を図って一緒にやること、これはどう思いますか?

佐藤:
文在寅大統領からすると内政基盤を強化するというのが目的。

例えば、このサムジヨン管弦楽団を観に行きたいという応募はものすごい数になっちゃった。それを考えると草の根から支持されてるんですよ。それだから、文大統領にとっては合理的ですよね。

それから北朝鮮に関しては、これによってほほえみ外交を成功させてはならないじゃなくて、成功しちゃってるんですもう。

高嶋:
既に。

佐藤:
ええ。例えばです、万景峰号が来るときに片道の燃料だけで来ることはない。燃料がたっぷり入ってるんです。

そこで、燃料を入れてくれっていうのは何かというと、そこで国際社会の制裁に対して韓国がどの程度それを破るか、そこのところを見たいわけですよね。

こういう風にして少しずつチェックを入れていく。

高嶋:
踏み絵を踏ませていく。

佐藤:
そうです。それでチェックをして良い感じだなと思うから、妹に行かせると、こういうことですよね。

この妹は隠し玉ですから。昔、プリコフスキーっていうロシアの大統領極東代表が長時間、お父さんの金正日をアテンドしたわけですね。

その時にうちの家族の中で二人、政治適正があるのがいると、子どもの中で。金正恩と金与正。

「でも彼女(与正氏)は女の子だからね」、「これがすごく政治適正あるんですよ」ということを言ってたという話があるんです。帝王学を受けて、きちんと国家を運営するということはどういうことだっていうことを彼女も受けてる一人なんですね。

ですから、(与正氏が)来るっていうのはデカい意味ありますね。

高嶋:
ということは、北側は南の行動、あるいは実際にやってくることに対してどういう答え方をするか判断して、今のところは上手くいってるから金与正を出そうということになった。

佐藤:
そういうことです。トランプさんにしても別途会談の日程は付けなくても、皆で集まるところで顔を会わせることはあるんですね。

そういう所で「やあ」「やあ」っていう自然発生的な形で接触は行われる。すなわち交渉はしないけども会話はする。こういうような形での接触の可能性は十分にありますね。

でもそれ日本もやってるわけでしょ。要するに日米韓の3カ国で交渉するような状況にはいま無いので、日本が中に入って3人で写真を撮ると。

写真を撮るときに仏頂面で一言も話をしないことはないんで、その意味においては3人で会話はするわけですよね。

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最終更新:2/13(火) 11:11
ホウドウキョク