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古河電工、新事業開拓などで東京大学と共同研究

2/13(火) 6:02配信

鉄鋼新聞

 古河電工は9日、東京大学との共同研究で新事業開拓や生産性向上を加速させると発表した。社外の知見を生かすオープンイノベーションで研究開発に新たな発想を取り入れる。今月から東大の工学系研究科に社会連携講座を設け、研究室などで教員や学生とともに研究を進める。テーマはカーボンナノチューブ電線など新事業・新製品の創出や、モノづくりの革新につながるIoTの活用策など。期間は2021年1月末までの3年間となっている。
 社会連携講座は東大が企業の出資を元に社会の課題を解決する包括的な共同研究の枠組み。企業が持つ固有技術と東大の高度な知見を融合し多様で革新的な技術開発を進めている。古河電工では製造現場でのIoT(モノのインターネット)技術導入による品質・生産性の向上や、素材技術の革新で効率的に成果を得ることを目的に産学連携の強化を検討してきた。
 古河電工と東大は社会連系講座の枠組みで次世代の信号・電力伝達技術の創生について共同研究。互いの拠点を行き来し、人や装置・設備などのリソースを生かし合いながら取り組む。また古河電工では資金も拠出する。新事業の創出については熱電変換素子の研究にも取り組む予定。
 同社では20年度までの中期経営計画で新規事業の開拓加速を研究開発での重点項目に設定。そのためにオープンイノベーションを強化する取り組みを推進しており、16年度には横浜事業所(横浜市西区)に共同研究を促進する施設「ファン・ラボ」を設けている。

最終更新:2/13(火) 6:02
鉄鋼新聞