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「はれのひ」被害者に 1カ月遅れの成人式プレゼント

2/13(火) 22:05配信

TOKYO MX

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 振り袖業者「はれのひ」と契約し、成人式で振り袖を着られなかった東京・八王子市の新成人に、2月12日、念願の成人式がプレゼントされました。

 1月に成人式が行われた八王子市のホールに、2月12日に再び、晴れ着姿の新成人が集まりました。「成人の日」から1カ月以上がたって、ようやく「晴れの日」を迎えた新成人は「八王子の優しい皆さんが会を開いてくれて、感謝している」と語りました。

 人生の節目を迎えて晴れやかな笑顔の新成人ですが、1カ月前には思いもしないトラブルに見舞われました。1月8日の成人の日、振り袖の販売やレンタルを手掛ける「はれのひ」が突然営業を取りやめ、店があった八王子市では、多くの新成人が振り袖を着られないという事態になりました。

 この問題を受けて立ち上がったのが、地元・八王子市の大人たちです。呉服店や青年会議所などが中心となり、成人式をプレゼントしようということになりました。その思いは八王子市の外にも広がり、1カ月ほどたった2月12日の朝7時すぎには約200人のボランティアが駆け付け、着物も140着集まりました。プレゼント成人式を企画した西室真希さんは「これだけ多くの人に、朝からスタッフとして入ってもらった。きょうはきれいになることを楽しみ、笑顔で帰ってもらえたらうれしい」と呼び掛けました。

 昼には66人の新成人に無料で着付けやヘアメーク、写真撮影が行われ、夜には手作りの「成人式」が開かれました。式で、企画した人たちは「ちょっぴりお節介で、心の温かいおじさんとおばさんが成人式を用意させていただきました」とあいさつしました。多くの人たちに支えられた1カ月遅れの「晴れの日」に、新成人は“なりたい大人像”を思い描いたようです。式に参加した新成人は「式の最中に“お節介おじさんとお節介おばさん”と言っていて、こんなに“お節介”がうれしいと思ったことはない」「こういう会を開いてくれるような優しい大人になれるのが一番いいなと感じた」などと感想を語りました。

最終更新:2/13(火) 22:05
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