ここから本文です

<千葉駅新築開業>駅周辺と市街地で明暗 滞在人口が二極化

2/13(火) 11:00配信

千葉日報オンライン

 2016年11月のJR千葉駅(千葉市中央区)新築開業に伴い、駅周辺とそごう千葉店周辺を訪れ一定時間滞在した人は増えたが、閉店した旧千葉パルコ周辺の中心市街地では減り二極化が進んでいることが、ちばぎん総合研究所の調査で分かった。一方で、千葉市の商圏から外れていた市川市や船橋市からの集客力が高まったことも判明。同総研は「パルコ閉店の影響が大きい中心市街地では、にぎわい回復のための対策を強化することが必要」と提唱する。

 NTTドコモの協力で携帯電話から得たデータを基に、500メートル四方のエリア内の滞在人数(午前8時~午後8時)を推計。開業前の16年10月と1年後の昨年10月を比較した。12月に通行量調査も実施した。

 調査結果によると、駅舎や富士見1丁目を含む「駅周辺」の滞在者は、開業前比6・8%増の16万7882人、そごうや西銀座商店街を含む「そごう周辺」は9・0%増の27万9421人だった。一方、旧千葉パルコなどを含む「パルコ周辺」は16・7%減の12万4174人と、16年11月のパルコ閉店による影響が浮き彫りになった。

 年齢別では、20~70歳代までの各世代が軒並み増加した一方、15~19歳がすべてのエリアで減少した。

 居住地域別では、船橋市が1836人(7・1%)増、市川市が1723人(16・6%)増。特に休日が増えており、同総研は「駅ビルの開業を機に、千葉駅方面の定期を持たない都市部から人の流れが生まれている」と分析する。

 12月に8地点で実施した歩行者の通行量調査によると、休日は開業前の16年10月との比較で4・4%増えた一方、開業後の同年12月比は12・2%減少し、駅開業の効果が一巡した兆候も。ただ、平日は12月比でも4・0%増と着実に増加。昨年9月に107店からなる駅ビル「ペリエ千葉」が開業したこともあり、通勤・通学の帰りに駅周辺で買い物や食事をする人が増えているようだ。